環境設計とは人間と環境の共生という理念にたって,両者の関係のありかたを考察しつつ,具体的な提案をすることです。 したがって,エコロジー,持続可能性,資源,文化遺産といった近年の懸案に応えるため,芸術工学の基本理念にたって技術,人間,社会,自然に関する見識を総合的に結集して,芸術的センスあふれる建築や都市,緑地や景観などを創造できる環境設計家を養成します。
環境とは学際的な対象です。ここでは建築,都市,自然,造園という,通常は異分野とされているものを総合的かつ実践的に教育します。多くの領域を統合的に学べるようフィールドワーク(野外調査など)やアトリエ(設計の演習)を重視します。 3分野をまんべんなく学習します。環境論の分野では,設計家としてはっきりした哲学を持つために,環境を評価し論じるために根本となる,自然や人間や社会に関する学問を学びます。環境計画設計の分野では,創造的な設計能力を体得するために,地域,都市,建築,自然,歴史的遺産といった具体的な環境の中で,実際に何をどう設計するかを学びます。環境システムの分野では,持続可能な環境を設計するための根幹となるツールを修得するため,技術と社会のシステムを学びます。