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アドミッションポリシー

統合新領域学府

ライブラリーサイエンス専攻

Department of Library Science

教育理念

 20世紀後半におけるICT環境の急速な発展に伴い、知識や情報をめぐって社会は大きく変容しています。 人々はインターネットをはじめとする多様なメディアがもたらす情報の大海に置かれ、情報化社会を享受しています。しかし、その反面では、従来の法制度や技術ではもはや充分に対応できない新規で重要な諸問題が次々に生起しています。本専攻では、問題の複合的な性格に対応して、人文科学、社会科学、学習科学、情報学などから学際的にアプローチし、実践的な課題に現場で応えることができる高度な専門人材を育成します。具体的には、以下のような斬新な教育に取り組みます。

  • ユーザーのニーズと知の創造・継承プロセスを把握するための理論や技能に関する教育図書館情報学と記録管理学を統合した一体教育情報の管理・提供を実現するための、データエンジニアリングを含む情報通信技術の教育電子媒体の情報も対象とした、情報法制の現状ならびにその哲学に関する教育と流通制度に関する教育これからの情報の管理・提供のあり方、知の創造・継承活動を支える「場」のあらたな機能などについて探求する能力を身につけさせる教育

教育目的

 ICT環境の発展と法令や流通の変化、国際化の進展に伴って、情報の管理・提供に関する様々な課題が生じている。これらの課題を、図書館情報学、アーカイブズ学、情報科学、情報法制、学習科学などの知の統合によって解決し、ユーザーの視点に立った情報の管理・提供によりユーザーの知の創造・継承活動を支援する人材、さらに、これからの情報の管理・提供のあり方を探求する人材を養成する。

養成する人材像

【修士課程】
・ステークホルダーの要求に応え、かつ、組織の活性化に繋がる文書・記録の適切な管理・提供を行うレコードマネジャー、アーキビスト
・主題に関する専門知識を有し、ユーザーをガイドできる情報専門職
・情報通信技術を応用し、ユーザーの視点に立った情報システムの設計や開発を行うエンジニア、または、設計に関与できる情報専門職
 
【博士後期課程】
・大学や各種研究機関の研究者
・情報を管理・提供する組織における、問題解決、戦略立案及び指導を行う管理者
・情報通信技術を応用し、ユーザーの視点に立った情報システムの設計や開発を行うエンジニア

カリキュラム・ポリシー

【修士課程】
本専攻では以下の教育を行う。
・情報の管理・提供に関する図書館情報学及び記録管理学・アーカイブズ学の教育
・情報の管理・提供を実現するための、データエンジニアリングを含む情報科学の教育
・人の知の創造・継承プロセスを把握するための理論や技能に関する教育
・電子媒体の情報も対象とした、情報法制の現状並びにその哲学に関する教育と情報流通制度に関する教育
・これからの情報の管理・提供のあり方、知の創造・継承活動を支える「場」の新たな機能などについて探求する能力を身につけさせる教育
 
 入学生が文系・理系にまたがっていることを考慮し、これらの教育を実現するために、以下の方針で教育課程の編成及び科目の配置を行う。
・情報の管理・提供に関する、図書館情報学、記録管理学・アーカイブズ学、情報科学を柱として教育課程を編成し、関連分野として、学習やコミュニケーションに関する科目、情報法制に関する科目群を配置する。
・図書館情報学、記録管理学・アーカイブズ学の教育においては、これらの基礎を学部教育で学んで来なかった学生のことも配慮する。
・実践的な演習科目及び特別研究において、これからの情報の管理・提供のあり方、知の創造・継承活動を支える「場」の新たな機能などについて探求する能力を身につけさせる教育を行う。
・図書館情報学、記録管理学・アーカイブズ学、情報科学の科目群に関しては、分野の特質に合わせて、基礎的内容の講義科目、発展的内容の講義科目、演習科目を、学生が効率的に習得できる順番で配置する。さらに、実践的な演習科目の実施に必要となる知識を教授する科目が実践的演習が配置される学期の前に配置されるようにする。
・学生の多様なニーズに応えられるように、多様な履修モデルを用意する(学生は、履修モデルを基に指導教員の履修指導を受け履修計画を立てる)。
・学修成果は,授業科目の特性に応じて,試験,レポート,プレゼンテーション等に基づいて総合的に評価する。
 
【博士後期課程】
・研究の実施及び指導教員団とのディスカッションを通して、以下の能力を養う。
 - 独立した研究者としての基本的能力、
 - 主要3分野(図書館情報学、記録管理学・アーカイブズ学、情報科学)のうちで軸足を置く分野を掘り下げ、他の2分野の知見・研究成果を利用する能力、
 - 従来の枠組みに捕らわれることなく、ユーザーの視点に立って、情報の管理・提供のより良い枠組みを探求する能力
・軸足を置かない他の2分野の最新の研究動向(課題、考え方、技術・方法等)を理解し、知識の収集ができる能力、及び異分野の研究者と研究上のコミュニケーションができる能力を養成するための科目を配置する。
・入学者の背景に応じて、本専攻修士課程で開設されている授業科目を履修させることにより、不足する能力を養成する。
・学習成果は,プレゼンテーションやディスカッションを通して、思考力、独創性、コミュニケーション能力の評価に基づいて総合的に評価する。

ディプロマ・ポリシー

ディプロマ・ポリシー
【修士課程】
本課程を履修した者は、次の能力を備える。第一に、図書館や文書館、組織の文書管理業務の部署、情報システムメーカー、情報サービス企業等、情報の管理・提供に関わる分野において中核的な役割を果たす専門的知識や技能を身に付けていること。第二に、身に付けた専門知識や技能をユーザーの視点に立った情報の管理・提供に実践する考え方や態度を、身に付けていること。
上記の能力は、さらに具体的に下記の項目からなる。
(1)知識・理解
・図書館情報学と記録管理学・アーカイブズ学の両学問分野に共通する情報の管理・提供の基礎を理解している。
・情報の管理・提供に関わる情報システムの構成法、利用法を説明できる。
・情報の管理・提供に関わる社会的・法的側面を説明できる。
・情報技術を用いた学習やコミュニケーション等の基礎理論を説明できる。
・調査の方法論、データ分析の基礎を理解している。
(2)技能
(2-1)専門的能力
・個々の情報の性格を見極め、適切に管理・提供することができる。
・情報システムを利用した情報の発信、データの収集ができる。
・情報の管理・提供に関わる情報を求めるユーザーのニーズを調査分析できる。
・異分野の専門家とチームを組み活動する場合に、隣接する異分野の専門家に自分野の役割や限界を説明できる。
(2-2)汎用的能力
・現状の情報の管理・提供に関する課題を把握することができる。
・情報の管理・提供組織において、ユーザーの視点に立った情報サービスを企画・立案できる。
・異分野の専門家と共同で課題解決にあたるとき、異分野の専門家の要求や要請の意味を正しく理解できる。
(3)態度・志向性
・関連する専門外の領域の課題、技術、方法論等に興味を持ち、知識の収集ができる。
 
【博士後期課程】
本課程を履修した者は、次の能力を備える。
第一に、独立して研究を行うことができること、第二に、図書館や文書館、組織の文書管理業務の部署、情報システムメーカー、情報サービス企業等、情報の管理・提供に関わる分野において主導的な役割を果たす専門的知識や技能を身に付けていること。第三に、身に付けた専門知識や技能を基に、ユーザーの視点に立ったこれからの情報の管理・提供のあり方について研究できること。
上記の能力は、さらに具体的に下記の項目からなる。
(1)知識・理解
・図書館情報学、記録管理学・アーカイブズ学、情報の管理・提供に関わる情報科学の3領域のうち、少なくとも1つの領域における考え方、理論・方法を十分に理解し、残りの領域についても、代表的な考え方、理論・方法を説明できる。
・情報の管理・提供に関わる社会的・法的側面を説明できる。
・情報技術を用いた学習やコミュニケーション等の基礎理論を説明できる。
・調査の方法論、データ分析の基礎を理解している。
(2)技能
(2-1)専門的能力
・上記3領域のうち、専門としない領域の知見でも、必要があればそれを取り入れて課題解決を行うことができる。
(2-2)汎用的能力
・現状の情報の管理・提供に関する課題を把握することができる。
・情報の管理・提供組織において、ユーザーの視点に立った情報サービスを企画・立案できる。
(3)態度・志向性
・従来の枠組みに捕らわれることなく情報の管理・提供のより良い仕組みを探求できる。
・関連する専門外の領域の課題、考え方、技術・方法論等に興味を持ち、知識の収集ができる。
・独立して研究できる、つまり、研究計画の立案、文献調査、実験あるいはデータ収集、結果の解析及びその解釈や考察を行い、得られた知見・成果を的確に表現できる。

最終更新日:2017年8月31日

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