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研究成果

公開日:2018.07.26

国際標準模式地の審査状況について
~地層「千葉セクション」の認定へ向けて~

研究成果 人文・社会科学

 22機関35名の研究者からなる研究チームは、千葉県市原市の地層「千葉セクション」の、地質時代の下部−中部更新統境界国際標準模式地認定に向け、本日、国際地質科学連合(IUGS)の中の第四紀層序小委員会(SQS)に提案申請書を提出しました。SQSでの審査はGSSPの審査の4ステップ中、2つめのステップにあたります。千葉セクションは、昨年11月に行われた下部−中部更新統境界作業部会(WG)で、申請された3つの地層の中からGSSP候補に選ばれています。SQSはWGの上部に位置する小委員会で、今回提出した提案申請書は、WGに提出したものに新たな研究成果を追加し改訂したものであり、この提出をもって、SQSでの審査が開始されます。SQSでは、WGの答申を認めるかどうかの投票が行われ、3つめのステップであるICS(国際層序委員会)での審査に進むためには、60%以上の得票が必要です。
 今後、IUGSでの全4ステップの審査で千葉セクションがGSSPとして選定された場合、申請チームは、約77万年前~12万6千年前の地質時代の名称として「チバニアン」(「千葉時代」の意)を提案する予定です。現在、日本にGSSPはありません。千葉セクションが日本初のGSSPになり、地質時代の名称が日本の地名に由来したものになれば、地質学だけでなく、日本の科学史においても大きな出来事になります。また、地質学の一般への普及や小・中・高校生などへの教育においても大きな波及効果が期待されます。

図:市原市田淵の養老川岸の地層「千葉セクション」

研究に関するお問い合わせ先

比較社会文化研究院 准教授 仙田 量子

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