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全学FD「大学生の学習時間はなぜ短いのか」を開催

2018.02.15
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 平成29年12月26日(火)、本学西新プラザにおいて、「大学生の学習時間はなぜ短いのか」をテーマに、全学FD(Faculty Development:教育改善活動)を開催しました。
 本学は「アクティブ・ラーナー」の育成を掲げていますが、学生生活実態調査によると本学生の学習時間はあまり長くないことが明らかになっています。教育内容や学生支援について学生の立場から意見を提案する学生モニター会議は、「九大生の学習時間はなぜ短いのか」をテーマに平成29 年6 月から2カ月にわたり議論を行い、その結果は、9 月の教育企画委員会を通じて学内に周知されました。
 今回のFDは、学生モニター会議が集約した学生の声を全学的に共有し、学生の要望や学習の実態、大学側の取組、教授法や教育に対する教員の意識等について様々な角度から意見を交わし、アクティブ・ラーナーを育成するための教育の在り方について議論を深めるために開催されました。
 FDでは、本学の教育改革推進本部長の久保総長からのご挨拶の後、基調講演として、東京大学大学院教育学研究科 小方 直幸教授より「大学生の学習行動と学習時間」をテーマにご講演いただきました。講演では、主にアメリカでの高等教育と比較しながら、学生の履修科目数と週当たりの学習時間との関係、教員の授業準備時間とのバランスについて深く掘り下げていただきました。
 講演後は、本学教育改革推進本部中世古 貴彦特任助教より「九大生の学習実態と九大教員の教育観」、更に本学基幹教育院木實 新一教授より、「ラーニングアナリティクスから見た九州大学の授業」について報告がありました。最後に、本学基幹教育院谷口説男教授をファシリテーターとして、パネルディスカッションを開催しました。学生モニター代表3名が報告した学習時間の短さの原因とその対策について、教員・学生それぞれの立場から熱い議論を交わしました。会場からの質疑も多くあり、活発な意見交換が行われ、FDは盛況のうちに終了しました。

【会場の様子】97名(関係者含む)の参加があった。

【パネルディスカッションの様子】会場から、講演者・学生モニター代表へ多くの質問がなされ、活発な意見交換が行われた。

詳細な開催報告は、九州大学教育改革推進本部HPからご確認いただけます。

 

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電話:092-802-5814
Mail:gakikaku★jimu.kyushu-u.ac.jp
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