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「コドモトモリモト-服薬における子供のQOLのデザイン研究」プロジェクトが2014年度グッドデザイン賞を受賞

2014.10.15
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 平成26年10月1日(水),公益財団法人日本デザイン振興会から2014年度グッドデザイン賞が発表され,「コドモトモリモト-服薬における子供のQOLのデザイン研究-」プロジェクトが「研究活動・研究手法カテゴリー」の受賞作品に選ばれました。Quality of Life(QOL)とは,人々の生活を,精神的な豊かさや満足度も含めて,質的にとらえる考え方のことです。
 このプロジェクトは,本学大学院芸術工学研究院の平井康之准教授と秋田直繁助教,大学院統合新領域学府修士課程の松尾紘出子,薬剤師で特定非営利活動法人こどもとくすり理事長の中村守男氏,子どもファシリテーターの田中恭子氏の5人が所属する「こども×くすり×デザイン実行委員会」が,株式会社モリモト医薬(大阪府),特定非営利活動法人こどもとくすり(福岡県福岡市)と共同で実施したものです。
 本プロジェクトは,服薬時の子どもや服薬管理を行う保護者の身体的・精神的負担の軽減,安心・安全を担保に子育てしやすい環境をつくる,医療・福祉視点でのQuality of Life(QOL)向上につながる服薬のデザインの可視化を目的とした調査・研究です。


グッドデザイン賞は,1957年にスタートした日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨の賞で,「優れたデザイン」を社会に普及させていくことで,私たちの生活をより豊かにすることと,産業の発展とを同時に後押ししようとする活動です。

◆参考URL:
1. グッドデザイン賞 Webサイト
  http://www.g-mark.org/
2. 本学プレスリリース(平成26年6月26日付け)
 「子どもの服薬補助ゼリーキット開発にかかる課題解決提案ブックレットが完成
~服薬における子どものQOL向上を目的としたデザイン研究プロジェクト~」
  http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2014/2014_06_26.pdf
3.本学トピックス掲載(平成26年8月5日)
  こども×くすり×デザイン実行委員会が,キッズデザイン賞を受賞



【写真】
(上)調査時の様子
(下)グッドデザイン賞 ロゴマーク