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ウォルター ノイパート博士へ名誉博士の称号を授与

2012.12.21
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 平成24年12月15日(土),本学は,マックス・プランク生化学研究所(ドイツ)のフェローである生化学者のウォルター ノイパート博士に,九州大学名誉博士(※1)の称号を授与しました。
 ノイパート博士は,オルガネラ(※2)の研究,特にミトコンドリアの研究における世界的な権威であり,博士の研究成果は,今日の細胞生物学,生化学の進展に大きく貢献するものであり,医学関連分野にも大きな影響を与えるものとなっています。
 本学における教育研究への博士の貢献については特筆に値するものです。
 博士は古くから本学研究者と交流し,本学のオルガネラ研究の発展に多大な貢献をいただきました。また近年においても,文部科学省の事業である21世紀COEプログラム及びグローバルCOEプログラムにおいて,本学で採択された生命科学分野のプログラムに関して,海外評価委員及び国際シンポジウムのシンポジストとして毎年出席いただくなど,博士の研究に対する熱意と姿勢は,本学の教員や学生に大きな影響を与え,教育研究拠点の形成推進に大きく貢献いただきました。
 現在,本学においては,ほぼ全てのオルガネラに関して世界トップレベルの研究がなされているという,世界に類を見ない研究環境にあります。
このような本学の教育研究の充実・活性化や発展への顕著なご貢献に対し,この度,ノイパート博士に名誉博士の称号を授与することとなったものです。
今回の授与にあたり,ノイパート博士は「このような名誉ある学位をいただき,感謝するとともに,とても光栄に思う。」と述べられました。

 

※1「九州大学名誉博士」
学術文化の発展に多大な寄与があった者で、以下に該当する者に授与されます。
(1) 本学の教育研究上特に顕著な功績があった者
(2) 国際文化交流を通じ、本学の教育研究上顕著な功績があった外国人
(3) 本学に勤務した外国人教師で、特に顕著な功績があった者
九州大学名誉博士一覧(リンク)

 

※2「オルガネラ」(細胞小器官)
細胞内の構造物で,一定の機能をもつもの。核,ミトコンドリアなど。