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2011年度伊藤賞の受賞者が決定

2011.10.28
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 平成23年10月25日(火),2011 年度の「伊藤賞」の受賞者となったNatalia Kosolapovaさん(ロシア科学アカデミー・ヨッフェ物理工学研究所及びフランスアンリ•ポアンカレ大学の博士課程)が,伊藤早苗主幹教授(応用力学研究所)とともに総長室に有川総長を訪ね、同賞の授与を受けました。

 「伊藤賞」(Itoh Project Prize in Plasma Turbulence)は,伊藤早苗主幹教授の名を冠した賞で,ヨーロッパ物理学会(プラズマ物理学)に設けられ,英国物理学会(IOP)出版の共催や,九州大学の後援も受けています。

 この賞は,プラズマ乱流の研究に対して優れた成果を発表した博士課程大学院生を表彰し,九州大学に招聘して講演や共同研究の機会を提供し,かつ広い視野を持つ場を与えるというもので,今までの受賞者は世界各地で活躍中です。

 第7回目となる今回も,世界的権威の研究者からなる国際選考委員会による選考が行われ,選考の結果,プラズマ乱流特性の実験的同定方法の開発および計測方法に関する理論的研究が認められたことで,Natalia Kosolapovaさんが受賞者となりました。
  授与式には,第4回受賞者であり,本学伊藤極限プラズマ研究連携センターで助教として活躍しているStella Oldenbürgerさんも参加しました。授与後の懇談は、Kosolapovaさんが九大での講演報告や今後の研究ビジョンにあわせて伊藤賞の感激を語り、九州大学の国際キャリアパスの取り組みの紹介なども巡って和やかに行われました。


【写真】
(左から)有川総長,Kosolapovaさん,伊藤教授