善教授が産学官連携功労者表彰受賞
2011.09.29
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産学官連携活動において著しく成果を収めた事例から功績が顕著であると認められる個人又は団体を表彰する「産学官連携功労者表彰」について,内閣府から受賞者の発表があり,本学の工学研究院教授で西部地区自然災害資料センター長の善 功企教授が,国土交通大臣賞を受賞し,9月22日に表彰式が執り行われました。
国土交通大臣賞 静的圧入による液状化対策技術の確立 【受賞者】 山崎 浩之 独立行政法人港湾空港技術研究所地盤研究領域長 秋元 惠一 静的圧入締固め工法(CPG工法)研究会 会長 善 功企 九州大学大学院工学研究院教授,西部地区自然災害資料センター長
【受賞理由】 九州大学の善教授は,独立行政法人港湾空港技術研究所,CPG工法研究会と連携 し,新しい液状化対策技術であるCPG工法を開発した。CPG工法は,埋め立て地等の液 状化対策を既設構造物を撤去せずに,供用しながら地盤を補強する工法として,多く の港湾や空港等で採用されており,先の東日本大震災では,本工法により液状化対策 が進められていた仙台空港においては,液状化被害が軽微で済み,同空港の早期復旧 に貢献したところである。今後は,今回の震災で広域に亘り発生し,大きな問題と なった液状化問題への有望な対策工法としてさらに広く利用され,普及することが期 待されており,高く評価される。
(広報室)
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