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ソーシャル・ビジネス・フォーラムを開催

2011.07.29
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 平成23年7月21日(木)~23日(土)の3日間にわたり,九州大学創立五十周年記念講堂,ヒルトン福岡シーホークを会場にソーシャル・ビジネス・フォーラム・アジア・イン福岡2011(SBFA)が開催されました。
 SBFAは,ムハマド・ユヌス教授(グラミン銀行創設者,ノーベル平和賞受賞者,本学栄誉教授)が提唱するソーシャル・ビジネスによる東日本大震災被害者の中長期的な自立支援プロジェクトについて検討・構築することを目的とし,開催されたもので,ユヌス教授を始め,世界中でソーシャル・ビジネスを展開する企業のトップ等が一堂に集うフォーラムとなりました。

 21日のレセプションパーティで幕を開けたフォーラムですが,22日にはヒルトン福岡シーホークを会場にユヌス教授の基調講演,柳井正ファーストリテイリング会長兼社長,大平嘉信雪国まいたけ代表取締役らが参加してのパネルディスカッションが開催されました。
 翌22日は,会場を箱崎キャンパスの創立五十周年記念講堂に移し,ユヌス教授の基調講演,サグラダ・ファミリア主任彫刻家外尾悦郎氏らが参加してのパネルディスカッションが開催され,約1,000人の一般市民の皆さんが参加しました。

 これまで,九州大学では,グラミン・クリエイティブ・ラボ@九大(GCL@九大)が主催し,一般市民の皆さんが参加してのワークショップを開催し,シーシャル・ビジネスをベースにした東日本震災被災者自立のための中長期的なプロジェクトを検討してきました。22日には6つのグループからこれまで検討してきた「農業法人設立」「イベント・プロデュース」等の具体的なプロジェクトについて,ユヌス教授を前に発表がありました。
これらのプロジェクトは,今後,ワークショップで更に検討されますが,今回のフォーラムを機に,福岡からソーシャル・ビジネスによる東日本大震災被災者の自立復興支援プロジェクトの第一歩が踏み出されました。

 

九州大学のソーシャル・ビジネスに関する取り組みはこちら
GCL@九大
http://gcl.kyushu-u.ac.jp/about.html

 

【写真】

(上)パネルディスカッション終了後
左より,ユヌス教授,星野裕志 九州大学教授,柳井正ファーストリテイリング会長兼社長,大平嘉信 雪国まいたけ代表取締役
クリスチャン・ジェルサレ ヴェオリア・ウォーター・ジャパン代表取締役社長,ジョージ・ザリフィ ダノン・ジャパン株式会社代表取締役社長、
岡田昌治 九州大学教授
   7月22日 ヒルトン福岡シーホーク

(中)公開シンポジウムで講演を行うユヌス教授
   7月23日 九州大学創立50周年記念講堂

(下)シンポジウムの様子