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英語による震災・原発に関するセミナー開催

2011.04.26
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 平成23年4月18日,箱崎キャンパスの国際ホールを本会場に,伊都,病院,大橋,筑紫の各キャンパスを遠隔講義システムで結んで,「英語による外国人研究者及び留学生等のための震災・原発に関する安全セミナー」を開催しました。
 本学には,約2,000人の外国人研究者及び留学生が在籍していますが,このたびの東日本大震災に関しては,十分な情報を得ることができなかったり,誤解に基づく心配や不安を抱えている研究者や学生が少なくありません。このため,セミナーは,科学的なデータに基づく正確な情報を提供し,不必要な懸念を抱くことなく研究・学習に取り組んでいただきたいという目的をもって開催したものです。
 セミナーでは,理学研究院附属地震火山観測研究センター長の清水 洋教授から地震・津波・火山のメカニズム等について,また工学研究院エネルギー量子工学部門の出光一哉教授からは,福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の影響等について解説があり,約110名の参加者は熱心に耳を傾けました。
 解説に対し,参加者からは,「様々な機関から発表される放射線の測定値が違うのはどうしてか」,「地震や津波がどのようなものかわからない。警報が出てもどう行動したらいいのかわからない」など,多くの質問がありました。
 今回のセミナーをはじめ,本学は九州地域における基幹大学として,学内だけでなく,学外に対しても,本学websiteや様々なメディアを通じて英語による情報発信に努めてまいります。

 

【写真】

(上)清水教授の説明

(中)出光教授の説明
(下)質疑応答の様子