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ネパール科学技術省との科学技術交流に関する覚書を締結

2010.02.26
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   平成22年2月9日(火),九州大学とネパール科学技術省は,相互の科学技術の交流とバイオテクノロジーの研究連携を進めることに合意し,「ネパール科学技術省と九州大学の科学技術交流」に関する覚書に調印しました。


 本部特別応接室で行われた調印式では,有川節夫総長とネパール科学技術省のラム ハリ アリアル事務次官が協定書にサインし,それぞれ科学技術交流に関する覚書への期待を述べました。
 

 ネパール政府が海外の大学と組織的に連携し,研究を推進するのは今回が初めてであり,今回の覚書締結により,ネパールの科学技術振興とネパールの保有する発酵食品などの遺伝資源を活用した九州大学の新バイオテクノロジー研究領域の伸展などの新領域への研究推進が期待されます。
 また,海外の政府と大学が,生物多様性条約の精神に則り,科学技術交流に関する覚書を締結することは,日本で初めての取り組みでもあり,今後,大学が海外の遺伝資源を活用した研究を推進するうえでのモデル事例にもなります。
 

 調印式の翌日には,医学部百年講堂にて「遺伝資源と海外移転に関する国際動向と今後の課題」と題した国際シンポジウムも開催され,アリアル事務次官が講演を行ったほか,本学における遺伝資源の国際間の移転問題点への取り組みも紹介されました。

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(広報室)