ムハマド・ユヌス氏が伊都キャンパスに来学
2009.09.29
トピックス
平成21年9月28日(月),2006年のノーべル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス氏(バングラデシュ,グラミン銀行総裁)を招き,伊都キャンパスの嚶鳴天空広場(Q-Commons)において,学生とのトークセッションを開催しました。
このイベントは開発と貧困根絶という現代的課題に取り組む世界を代表する経済学者であるユヌス氏の考えを直に聞くことにより,学生が深い知識を習得し,興味を深めることを目的として開かれたものです。九州大学学生グループ「QITY」が企画運営し,約130名の学生が参加しました。開会にあたっては,有川節夫総長から『世界の第一線で活躍されているユヌス先生の考えや生き方,これまでの実践について直に話を聞くことができるのは貴重であり,一つでも多くのことを学びとってほしい』との挨拶がありました。
第一部のパネルディスカッションでは,ユヌス氏と6名のパネラーが,「グラミン銀行の取り組み・ソーシャルビジネス・世界経済」「ユヌス先生の哲学・価値観・人生観」の2つのテーマでディスカッションを行いました。
第二部の質疑応答では,会場の参加者から多くの質問が寄せられ,その一つ一つについてユヌス氏から丁寧な回答を頂きました。
セッションの最後にユヌス氏は,『自分の力が足りないと思わずに,世界の中での自分の役割を考えて実行して欲しい。』と語られ,参加した学生からは『貴重な経験であった』との声が聞かれました。
【写真】 (上)パネルディスカッションの様子。 (中)学生の質問に答えるユヌス氏。 (下)ユヌス氏を囲み記念撮影するQITYのメンバー。
(広報室)
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