平成21年3月21日(土),本学の男子学生寮の1つである田島寮の閉寮式が田島寮で開催されました。田島寮は,六本松キャンパスの近くにあり,長年にわたり本学の1・2年生を中心とした多くの男子学生を受け入れてきましたが,平成21年4月に六本松キャンパスが伊都キャンパスへ移転するのに伴い,その長い歴史に幕を閉じることになりました。 閉寮式には,現役の寮生に加え,多くのOBも駆けつけ,約200名が参加する中で行われました。式は,最後の寮長となった池田恭彰さん(平成20年入寮)の開会宣言と閉寮祭実行委員長である田中秀平さん(平成20年入寮)の挨拶で始まりました。 続いて,自身も田島寮生であった有川総長(昭和35年入寮),OBの上野至大氏(西日本電信電話(株)相談役:昭和38年入寮)と東迫旦洋氏(ダイハツ九州(株)代表取締役会長:昭和37年入寮)から,それぞれ当時の思い出や現役の寮生へのアドバイスを含めた挨拶がありました。 挨拶の後は,現役の寮生,OBが一緒になっての寮歌と逍遥歌を斉唱し,寮歌斉唱では,現役寮生の精一杯の歌声が敷地内に響きわたりました。 式終了後は,寮の風呂の開放も行われ,数年あるいは数十年ぶりに入浴したOBからは「懐かしい」の声が聞かれました。 田島寮は,3月31日までに全寮生が退寮することとなっており,寮生は,4月からそれぞれ新たな住まいで新生活を始めることとなります。参加したOBからは,「建物が無くなっても,田島寮で皆と過ごした貴重な体験は,ずっと心に生き続けるでしょう」との声も聞かれました。
<九州大学田島寮閉寮記念式典・懇親会の報告> 九州大学学生寮同窓会学生幹事
柳田 拓哉(経済学部4年)
【写真】 (上)中央 有川総長と田島寮生 (中)閉寮祭の様子 (下)寮歌斉唱
【広報室】
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