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光と水の伊都未来都市構想の総会を開催

2008.10.09
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 平成20年10月2日(木),福岡市産学連携交流センターで産学官連携コンソーシアム「光と水の伊都未来都市構想」の第2回総会が行われました。

 本コンソーシアムは,平成19年3月1日に九州大学大学院工学研究院応用化学部門、先導物質化学研究所および未来化学創造センターが中心となって設立されました。大学創出の先導的技術を産業界及び行政との連携協力によって社会が求める実用化技術へと高めながらも,環境に調和し,夢にあふれる未来都市を創出することを目的としています。現在は,「光」,「ナノテク」,「エコ」,「バイオ」の4つの部会で構成されています。

 今回行われた第2回総会には,100名を超える研究者,自治体関係者,民間企業研究者などが参加し,前年度の活動報告と本年度の活動計画が報告されました。

 引き続き行われた公開講演会では,佐伯義光氏(TOTO(株)研究・技術グループ光触媒事業推進長)による「光触媒の研究開発と事業展開」と,産学官連携トピックスとして,永元公市氏(リンテック(株))から「異分野融合型次世代デバイス製造技術開発プロジェクト(BEANSプロジェクト)」が,宗伸明助教(大学院工学研究院応用化学部門)から「過酸化脂質検出試薬Spy-LHPの開発と製品化」が,宮本操氏(日産化学工業(株))から「日産化学の産学連携:九州大学との連携を中心にして」が紹介されました。

 休憩の後には,参加者に対して,大学院工学研究院応用化学部門,未来化学創造センター,先導物質化学研究所の研究室で行われている研究内容に関するパネル紹介があり,研究内容に関する質疑応答,また,意見交換が行われていました。


【写真】
(上)コンソーシアムの説明をする会長の北條純一教授(大学院工学研究院応用化学部門)
(下)パネルを見ながら研究内容に関して質問する参加者