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稲盛財団と京セラから伊都に贈り物

2008.03.19
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贈呈式にて(左より,中村会長,梶山総長,稲盛理事長)
寄附建物として贈呈される稲盛財団記念館の模型
 財団法人稲盛財団から「稲盛財団記念館」が、京セラ株式会社から「稲盛フロンティア研究センター奨学寄附金」が、九州大学に寄附されることになり、平成20年3月18日(火)に贈呈式が行われました。

 「稲盛財団記念館」は、鉄筋コンクリート造の地上4階建て、延べ床面積3,400平方メートルで、伊都キャンパスに建設されます。
 1階には稲盛財団の活動を紹介する「稲盛財団ライブラリー」と、国際的な学術・文化交流の場「稲盛国際ホール」が入る予定です。
 2階から4階に入る予定の「稲盛フロンティア研究センター」は、環境、エネルギー、機能性分子、エレクトロニクス材料など次世代の科学技術の理想を自由に追求できる新しいタイプの研究センターとして研究者を国際公募し、その運営には5年間で3億8千万円の「稲盛フロンティア研究センター奨学寄附金」が活用されます。

 今回の寄附は、九州大学が2011年に創立百周年を迎えるに当たり、伊都キャンパスに「知の新世紀を拓く」教育研究拠点を構築したいという九州大学の希望に、財団法人稲盛財団と京セラ株式会社が賛同して実現しました。

 贈呈式に出席した財団法人稲盛財団の稲盛和夫理事長は、「九州大学には京都賞や財団の運営で日頃からお世話になっており、人と技術の調和、心と技術の調和に貢献する研究機関設立を中心とする21世紀に向けた構想に共感した」と語りました。
 京セラ株式会社の中村昇代表取締役会長は、「梶山総長の、人の心を大切にすることを基本とする研究と人材育成の考え方に賛同して寄附を決めた。稲盛フロンティア研究センターから、ノーベル賞や京都賞受賞者が輩出され、人類の進歩に貢献されることを期待する」と語りました。

 今回の寄附に対して梶山総長は、「心に触れる贈り物をいただいた。頂戴する記念館と奨学寄附金は、百周年を迎え伊都キャンパスに研究教育拠点を構築したいという私どもの夢を実現するもの。ご期待に添えるような成果を挙げていきたい」と謝辞を述べました。

【写真】
(上)贈呈式にて(左より,中村会長,梶山総長,稲盛理事長)
(下)「稲盛財団記念館」(中央の白い建物)の模型

【プレスリリース】
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