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佐賀県と包括協定を締結

2007.10.18
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   平成19年10月16日(火),九州大学と佐賀県との協力協定調印式が,本部事務局貴賓室(箱崎キャンパス)で行われました。

 この協定は,九州大学の知的資源と佐賀県の持つ地域資源を活用して,新産業の創出,地域社会の振興,大学の教育・研究の活性化などを目的として締結されたものです。
 また,佐賀県立九州シンクロトロン光研究センターでの研究や,佐賀県によるインターンシップ受入れなど,現在行われている連携をより進展させることも期待されています。
 協定書に調印の後,古川知事と梶山総長は,次のように抱負を語りました。

【古川康佐賀県知事】
 九州大学とはこれまで個別の連携を進めてきたが,これから組織どうしの面的な連携関係を構築したい。総合大学である九州大学との知の連携・交流に期待している。特に,窯業関連技術や有明海の再生など,佐賀の地域に根ざした調査・研究か
ら,グローバルに応用できる成果が生まれるのではないか。県境を越えた広い視野で,お互いの可能性を広げる協定にしたい。

【梶山千里九州大学総長】
 41番目の包括協定で県が相手というのは初めてだが,総合大学である九州大学の知を惜しみなく提供し協力して,新しいものを見つけ出せるような特色ある連携にしたい。九州大学の海外拠点も生かしてほしい。具体的には,デザインや環境などでの連携が可能だろう。特に有明海の再生に向けた調査・研究では,本学が立ち上げている東アジアの環境問題解決に向けたプロジェクトグループが貢献できよう。

[写真]
協定書へのサインを終え,笑顔で握手を交わす古川知事(右)と梶山総長