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NHKの現場スタッフが講師に 連携授業開始

2007.05.30
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 九州大学高等教育開発推進センターとNHK福岡放送局は、全学教育科目として、NHKの職員が講師となり、デジタル時代を迎えたテレビ放送の最新事情や公共放送の役割、放送現場の専門的な仕事内容などを解説する授業『事実を捉え考える-NHK福岡放送局との連携授業-』を設けることになりました。 

 

この授業は、地域との連携を深めたい九州大学と、地域に根ざした公共放送として放送以外の場でも積極的に地域貢献を果たしていきたいというNHK福岡放送局の思いが一致して、開設されるものです。

 

5月29日(火)、六本松キャンパスで梶山総長(写真下中央)立ち会いのもと、淵田吉男高等教育開発推進センター長(写真下右)と三浦元NHK福岡放送局長(写真下左)が覚書に調印しました。
 

調印式で梶山総長は「非常に魅力的で充実したな授業内容で、学生にとって非常にエキサイティングなもの。この授業が学生にとって貴重な社会との接点になることを願う」と期待を述べました。また、三浦局長は「NHKはラジオ放送を開始して82年、テレビ放送では54年の歴史をもっている。これまで培ってきた世界レベルの放送ノウハウを、日本の中核的な教育拠点である九州大学で若い人に伝えることができるのは大変光栄に思っている。アナウンサー、記者、カメラマンなど様々な現場スタッフを講師として準備している。講師は皆やる気に満ちています」と語りました。

 

この連携授業は、全学部の学生を対象に、平成19年度後期科目として10月から実施し、修了した学生には全学教育科目の2単位が与えられます。長野剛准教授を科目責任者とし、毎回NHK福岡放送局の様々な現場で働く職員が講師として登壇します。