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中村氏は、パキスタン北西辺境州とアフガニスタンで携わった患者診療や食料援助、今年4月に第1期工事が最終地点に到達した灌漑事業など23年間の歩みを紹介。最後に、「現地で活動する中で、金さえあれば、武力さえあればよくなるという思いこみから自由になれること、日本にとって本当に大事なもの、無くてもいいものは何かを学びました」と結びました。 | |
講演の後、聴衆からの質問をもとにディスカッションが行われました。「医療・国際協力で日本の役割は」との質問に、中村氏は「国内にも困っている所はたくさんある。日本がまず自国を医療福祉国家として世界に示すことも意味がある」と答え、川原氏は「日本は海外に箱(建物)を造って援助とするが、いかに魂を入れるかが大事。グローバル・スタンダードが言われるが、世界の各所に独自の価値があり、それを理解できる日本人だから果たせる役割がある」と述べました。 | |
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