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第3回SIA DAY 「高樹のぶ子と浸る台湾! 循環する生命(いのち)」開催しました [03/17]

2007.03.27
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「第3回SIA~台湾編」
「第3回SIA台湾編」
 SIA (Soaked in Asia) とは九州大学アジア総合政策センター特任教授で芥川賞作家の高樹のぶ子氏のプロジェクトで、「五感でアジアに触れる」ことを主旨として、アジアの文学者と言葉のキャッチボールを行うというものです。

 2007年3月17日(土)、SIAの第3回目がアクロス福岡・円形ホールで開催されました。今回の対談の舞台とかかわりがある蘭と流木で演出された会場には、参加者170名の熱気が溢れ、独特の空間を生み出していました。

 今回のテーマは「循環する生命(いのち)」と題して、台湾のタオ族の作家シャマン・ラポガン氏との対談映像や、シャマン氏が暮らす離島、蘭嶼島(ランユィ)での生活を中心に構成されました。高樹氏のタオ族の民謡を交えたレクチャーや台湾で感じたことを写真とエッセイで表現したフォトデッセイ3篇の朗読、海に生きるタオ族の世界観を見事に凝縮したシャマンさんの短編小説『天使の父親』と、それに呼応する形で書かれた高樹氏の実体験に基づいた書き下ろし作品『四時五分の天気図』などが朗読されました。休憩時間には台湾のおやつ発餅(ホワッグエー)や山査子餅が振舞われました。

 2つの短編小説は文芸誌『新潮』(4月号)に掲載されています。また、「第3回SIA~台湾編」は2007年4月8日(日)深夜24:40-25:10 (予定)「ムーブ2007高樹のぶ子が浸る台湾!」(RKB毎日放送)で放映予定です。