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水素ステーション事故調査の進捗状況について(中間報告)

2006.06.23
トピックス
 昨年12月に、九州大学伊都キャンパスの水素ステーション実証試験設備で事故が発生しました。この設備は「コンプレッサーレスの高圧水電解水素ステーションの開発」(経済産業省地域新生コンソーシアム研究開発事業)において設置された施設で、2005年11月15日より年末までの予定で試運転を行っていたところ、12月7日に施設内のHHEG(高圧縮水素エネルギー発生装置)から事故が発生しました。

 九州大学は、未来のエネルギーとして期待されている水素エネルギーの研究において、事故を起こした責任を重くうけとめ、事故の原因を究明するとともに、事故の再発防止に向けて万全な対策を講じるべく、事故調査を開始しました。

 事故の概要については、「事故の概要-第2版-(12月26日付け)」を大学のホームページを通じて発表いたしました。その後、慎重なる調査を進めて参りましたが、ようやく事故の全体像がおぼろげながら見えてきました。しかし、いまだHHEGの異常の起点を特定するには至っておらず、また起こった様々な現象を矛盾なく説明するためには、今後さらに調査を進める必要があります。

 本報告は、調査の進捗状況報告として、これまでの調査の経過を皆様にお伝えするものであり、あわせて、明らかになった事の概要を記載いたします。

九州大学水素ステーション事故調査委員会


水素ステーション事故調査の進捗状況[pdf]

参考資料(図、写真など)[pdf]