九州大学は、平成30年4月に共創学部(入学定員105名)を設置します。
100年以上の歴史を持つ総合大学である本学が総力を結集し、複雑化・多様化するグローバル社会において、多様な人々との協働から異なる観点や学問的な知見の融合を図り、共に構想し、連携して新たなものを創造する「共創」をコンセプトとして、新たなイノベーションの創出を担う人材の育成に取り組んでいきます。(設置認可申請中)

共創とは

グローバル化が急速に進展していく中、環境や食糧、人権、経済的格差など、地域や国を超えた地球規模の人類的な問題が生まれています。これらの問題に対する明確な答えはなく、直ぐに解決することは困難です。このような問題を解決していくためにはどうすればよいのでしょうか。答えのない課題に取り組むためには、まずは自ら能動的に考えて解決策を「構想」していかなければなりません。また、一人だけでは十分な解決策を考え出すことはできないので、他者と「協働」することが必要です。そして、課題解決のためにさまざまな人とコミュニケーションし、「経験」を積んでいくことが大事です。共創学部が掲げる「共創」とは、「構想」「協働」「経験」というプロセスを繰り返すことで、「課題に応じ自ら必要なことを学ぶ態度や志向性」を養い、「必要となる知識を組み合わせた新たな知」を創造し、それを「実社会の中で」活用していくことを意味しています。共創学部では、課題の発見から解決に導くために必要な態度・能力を「能動的学習能力」「課題構想力」「協働実践力」「国際コミュニケーション力」の4つに分類し、これらの態度・能力の涵養を通して「共創的課題解決力」の獲得を目指します。

「課題解決」に向けた学び

高等学校までは、文系、理系のいずれを選択しても「答えがある」問題に繰り返し取り組むことで、知的基礎体力を身につけることが求められます。この知的基礎体力を礎に、大学では、自分で選択した学門分野の中で、自分で問いを立て、その答えを見つけ出していくという能動的な学びが求められますが、特定の専門分野を早い段階で決めるために、「何を学んだから何をする」という専門性が先行し、専門性の枠を超えた発想や思考をするのが難しくなる場合があります。共創学部では、まずは自分が取り組みたい課題を見つけ、次に課題を解決するために必要となる専門を学びます。「何を学んだから何をする」ではなく、「何をしたいから何を学ぶ」。常に課題を意識しながら能動的に学ぶことで、これからの社会で活躍するために必要な態度・指向性・知識・技能をもつ人間へと成長していくことができます。

コンセプト

「共創」のための4つの態度・能力

共創学部では次の4つの態度・能力を育成し、「共創的課題解決力」を身につけます。

  • 「何を学んだから何をする」という専門性を先行させるのではなく、
    「何をしたいから何を学ぶ」という 能動的学習能力
  • 現実の問題に対応するため適切に課題を設定し、既存の学知を組み合わせて
    解決方策を探究する 課題構想力
  • 構想した課題解決方策について他者と議論し、他者の知見や能力をも組み合わせる形で
    協働して実現可能な解決方策を創造する 協働実践力
  • 解決策の実行のために、多くの人にその内容を説明し理解と協力を得る 国際コミュニケーション力

共創学部教育

人類規模の課題を解決するために必要となる英語でのコミュニケーション力をはじめ、文系の考え方・理系の考え方、幅広い学問分野の知識や技能などを身につける学び方を身につけるためのカリキュラムで学びます。

1~3年次「何をしたいから何を学ぶ」
基幹教育と学部専攻教育での学びを通じて、幅広い学問分野の知識や技能と、学問を課題解決に活かすアクティブな態度と思考法の獲得を目指します。徹底した語学教育によって、実践的な外国語(英語)能力を修得します。
4年次「課題解決に取り組む」
3年次までに学んだ複数の学問分野の高度な知識や技能を組み合わせて、問題の解決方法等をまとめます。(ディグリー・プロジェクト)
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共創学部の教育

教育特色

  • 「国際舞台で活躍できる人」にとって、重要な要素の一つは「英語力」です。共創学部の学生が主に1年次に学ぶ独自の「英語インテンシブコース」では、世界の時事問題や日本の時事問題などを取り上げ、現代の課題を認識し、常に最新の情報をグローバルな視野で入手する姿勢や、国際コミュニケーション力を身につけます。2年次以降は、英語をはじめ、英語と日本語を組み合わせた授業で、学問分野の知識や、技能を学びつつ、英語を用いてグループで問題について考える「共創基礎プロジェクト」「共創プロジェクト」で、英語による対話力や発表力などを身につけます。共創学部は、九州大学の学部の中で一番英語力が鍛えられる学部です。
  • 複数の学問分野の知識や技能を組み合わせて問題の解決方法を考えていくため、人文科学、社会科学、自然科学という既存の学問分野を横断・融合する内容の様々な授業を用意し、学生自身が設定した課題の解決に必要な複数の専門分野の高度な知識や技能を学びます。
  • 「構想」「協働」「経験」という学びのサイクルを作るため、チーム基盤型学習法(Team-Based Learning, TBL)の授業として「共創基礎プロジェクト」「共創プロジェクト」を設けています。自らの知識の生かし方や、他者との合意形成の進め方等を学び、共創のための態度と志向性を涵養します。
  • 海外大学への一定期間の留学や、短期留学・研修プログラムなど、多様な留学機会を設けて、国内とは異なる状況の中で学び活動する経験を積み、言語能力(語学力)とコミュニケーション力を養います。
  • 留学生と共に学ぶ教育(クラス・シェア)をはじめ、日本人学生・留学生・教職員が英語によりアクティブに交流する機会を提供します。

入学者選抜

共創学部では、「知識を問う入試から、能力を見極める入試への転換」をキーワードに、知識・技能のみならず、思考力・判断力・表現力や主体性・多様性・協働性を持つ多様な学生を選抜するため、「AO入試」「推薦入試」「一般入試」「国際型入試」の4つのタイプの入試を実施します。全ての入試で、入学後の学習構想を含む「志望理由書」を、AO入試と推薦入試では「活動歴報告書」の提出を求めます。大学入試センター試験の「英語」については、英語能力試験の成績の提出を認め、提出された成績を一定の基準で換算し、大学入試センター試験「英語」の得点として利用する方式を、推薦入試、一般入試において導入します。

  • AO入試

    過去17年間にわたって実施されてきた21世紀プログラムAO入試を一部見直して、
    共創学部AO入試として実施します。大学入試センター試験を免除し、第1次選抜及び第2次選抜による選抜方法とします。

  • 推薦入試

    九州大学の入試で現在実施されていない推薦入試を実施します。高等学校等の長が推薦できる人数は、1校につき1人とし、大学入試センター試験を課し、第1次選抜及び第2次選抜による選抜方法とします。

  • 一般入試

    前期日程のみで実施します。大学入試センター試験と個別学力検査による選抜方法とし、個別学力検査においてはこれまで九州大学の前期日程では実施していない、小論文を実施します。

  • 国際型入試

    帰国子女入試、私費外国人留学生入試(4月入学、10月入学)を実施します。大学入試センター試験を免除し、個別学力検査等による選抜方法とします。

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お問い合わせ

九州大学学務部基幹教育課共創学部係
電話番号:092-802-5887
メールアドレス:gazkyoso@jimu.kyushu-u.ac.jp


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