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29Kyushu University Campus Magazine_2010.7Kyudai 第5回「伊藤賞」の受賞者が決まり、2010年2月3日(水)、総長室で有川総長による授与式が行われました。 「伊藤賞」(Itoh Project Prize in Plasma Turbulence)は、本学の伊藤早苗主幹教授(応用力学研究所)の名を冠した賞で、ヨーロッパ物理学会(プラズマ物理学)に設けられ、英国物理学会(IOP)出版の共催も受けて 平成22年6月19日(土)、伊都キャンパス学生寄宿舎「ドミトリーⅠ」のエントランスホールにて、伊都国即売会「旬の会」の皆さんによる調理実演・試食会が開催されました。 伊都国即売会は、今年の2月より、毎月1回ドミトリーⅠにて野菜の対面販売を実施してきましたが、今回はこれまでの販売に加えて、「旬の会」の皆さんによる、調理実演会・試食会を初めて開催しました。 今回の料理は、長ネギとひき肉を使った「肉みそ」。います。 この賞は、プラズマ乱流の研究に対して優れた成果を発表した博士課程大学院生を表彰し、九州大学に招聘して講演や共同研究の機会を提供し、かつ広い視野を持つ場を与えるというものです。伊藤賞の世界的な評価は高く、これまでの受賞者はその後も活躍を続けています。 第4回の受賞者Stella Oldenbürger女史は、昨年新設された九州大学伊藤プラズマ乱流研究センターに2010年6月、助教としてフランスより着任しました。 第5回目の今年度も、世界的権威の委員からなる国際選考委員会による選考が行われ、選考の結果、Tim Happel 氏(スペイン:EURATOM-CIEMAT 研究所)が受賞者となりました。受賞に際し、伊藤教授は、「プラズマ物理の基礎科学を指向する優秀な若手研究者であり、将来性のある有望な人を選べたことを嬉しく思います。是非九大ファン、日本ファンになって欲しいと思います。」と語りました。 旬の会の皆さんは留学生にも作ってもらえるようにと、英語で書かれたレシピも用意するほどの力の入れようで、自慢の肉みそを実演しましたが、その甲斐もあってか、お昼時の会場に集まった30名以上の学生からは、『是非自分で作ってみたい』から『久々においしい野菜を食べた』という感想が寄せられ、「学生たちに旬のおいしい野菜の食べ方を知ってほしい」という旬の会の皆さんの想いが通じ、生産者と学生の新たな交流の場になった楽しいイベントになりました。 なお、伊都国即売会は、学生寄宿舎での野菜の対面販売のほか、伊都キャンパスの食堂に設置された「無人野菜販売所」にて、週2回野菜の無人販売を行っています。第5回 伊藤賞の受賞者決定 伊都キャンパス学生寮で野菜の調理実演・試食会を開催(左から)藤澤教授、有川総長、Tim Happel 氏、伊藤教授、稲垣准教授

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