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航空・船舶分野■離島空港建設のための風況アセスメント■大型タンカー接岸ルート支援システムのための風況予測森林分野■台風に伴う風害対策(ハザードマップ作成)■山火事の延焼域の予測■山火事による煙、火山ガス、花粉などの移流・拡散予測(図2)レジャー分野■ヨットレース、フィッシング、ゴルフ、バルーンなどを対象にした風情報配信サービス 我々はこれまでに、RIAM-COMPACTRを用いて、九大伊都キャンパス内の風環境評価を多数実施してきました。本報では、それらの取り組みを紹介します。九大伊都キャンパス内の風環境評価の事例紹介 最初に、九州大学新キャンパス計画推進室から依頼を受けて実施してきた事例(左記を参照)を紹介します。1.第一工区、2002年度に実施2.センター地区、2003年度に実施3.農学部地区、2009年度に実施 九州大学伊都キャンパスは、福岡市西区の糸島半島に位置し、西側に火山(244m)、南西に可也山(365m)が位置しています。伊都キャンパスの全体図を図3に示します。これまでに実施してきた対象領域を黒線で示します。 第一工区(図4)では、特に南と南東の風の場合において、風の通り道と予想されるグリーンコリドー付近に注目し、風洞実験(図5)と数値計算(図6および図7)を行いました。クローズアップ?図3 九州大学新キャンパスの全体図4 第一工区の対象領域図5 第一工区の風洞実験で用いた縮尺模型、 南側から撮影、1/500のスケール図6 第一工区の計算領域図2 三宅島の火山ガスの移流・拡散予測20 Kyushu University Campus Magazine_2012.7474m80cm462m462m(232点、Δy=2m)250m(81点、Δz=0.175~25m)474m(238点、Δx=2m)65cmセンター地区農学部地区第一工区南の風南東の風図7 セルの集合体で近似された建物群の様子グリーンコリドー南の風南の風zxyxy

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