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Kyushu University Campus Magazine_2012.7 27サンノゼ州立大学21世紀プログラム3年 青山詩織(あおやま しおり)留学先大学九大生が案内する世界のキャンパス交換留学について詳しく知りたい方は、「九大生のための海外留学情報」(http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/study/)をご覧ください。過去の交換留学生による報告書も大学毎にたくさん掲載しています。(アメリカ) 「宿題が多い!」というのが、アメリカの大学生活で最初に抱いた感想でした。日本の大学生活とは正反対で、生活の中心が勉強でした。平日は、学校から帰ると課題をし、夕食をとりシャワーを浴びたらまた、課題が終わるまで机に向かうという日々でした。そのかわり、学校のない週末は遊びに出かけたり、スポーツをしたりして楽しく過ごしていました。コミュニケーションの授業が中心でしたが、履修した授業は、どれも楽しめました。授業中はもちろん、授業外の時間も、どの先生方も学生との距離が近く、親身になって接してくれます。授業中は度々、クラス全体で議論が展開されます。自主性は問われますが、自分を表現し考えを深めるには最適の環境でした。 大学は大きな町の中にあるため、交通の便が非常に良く、電車やバスでいろいろなところへ行けました。私が住んでいた家(小さな寮)は、70人ほどの同じ大学の学生が住んでおり、そのうち約20人がアメリカ人で、そのほかは世界中から集まった留学生でした。人数が少ないため、住んでいる仲間全員と友達になることが出来ます。一緒に勉強やスポーツをしたり、遊びに行ったりと、毎日とにかく家族のように暮らしていました。学内にある寮は大きすぎるため、もしそれらに住んでいたら極端に友達の数が減っていたと思います。 留学をしたことで、大学の授業をはじめ日本ではなかなかできない経験ができ、家族のように親しくなった友人も世界中に手に入れることが出来ました。留学を終えたばかりの今、私の大学留学を実現させてくれたすべての人への感謝の気持ちでいっぱいです。 サンノゼ州立大学は、1857年に創設された、カリフォルニア州立大学23校の中で最も歴史のある大学です。学士、修士合わせて134の分野において、ハイレベルな授業を開講しています。また、世界の技術の最先端をゆく、シリコンバレーという恵まれた環境を活かし、インターンシップや様々なプログラムの機会を提供しています。シリコンバレー企業に優秀な人材を送り続けるサンノゼ州立大学は、〝シリコンバレーのエンジン?とも評されています。 キャンパスは、賑やかなサンノゼの町に隣接しているため、周辺はとても賑やかです。サンノゼはサンフランシスコから車で1時間かからない場所にあり、ウィンチェスターミステリーハウスをはじめ、様々な名所があり、多くのイベントが年間を通して行われます。大学の特色寮の仲間とサッカーチームを作って試合に出ていました。(中央が筆者)人生初のスカイダイビング住んでいた家の外観サンノゼ州立大学のシンボルといわれるタワー

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