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九州大学箱崎キャンパス跡地利用計画について 九州大学では、現在、更なる飛躍を目指して、世界的な研究・教育拠点を実現するため福岡市西部に伊都キャンパスを開校し、2019年度(平成31年度)までに移転完了することを目指しています。 箱崎キャンパスの位置する箱崎のまちは、古くは筥崎宮の門前町として、近世では唐津街道の宿場町として千年以上の歴史を誇るまちです。 九州大学は、この箱崎の地に1911年(明治44年)、新設の工科大学と従来の京都帝国大学福岡医科大学(明治36年、現九大病院地区設置)が統合する形で設立、2011年(平成23年)には創立百周年を迎えることができました。 箱崎キャンパスは、約45haという広大な土地であることから、跡地の計画的なまちづくりと円滑な跡地処分のため、九州大学と福岡市は、学識経験者、民間有識者、地元代表、経済界及び関係機関で構成された「九州大学箱崎キャンパス跡地利用将来ビジョン検討委員会」(以下、将来ビジョン検討委員会)を平成24年3月に設置しました。 将来ビジョン検討委員会は、福岡市にとって近代都市としての出発点の一つである箱崎キャンパスが100年ぶりにその土地利用を転換するにあたり、箱崎地区の一層の発展とよりよいまちづくりを成し遂げることで、このまちの発展のために貢献された先人達や未来の若者達に胸を張って報告できるよう、将来ビジョンを検討していくものです。 将来ビジョン検討委員会は、これまで、3回開催されており、7月までに地区の概況、課題等を整理のうえ、「まちづくりの方針案」(※1参照)を検討してきました。今後は、これまで検討してきた「まちづくりの方針案」を基に、導入機能、都市基盤及び空間構成のあり方、土地利用のゾーニング等の検討を進め、平成25年3月を目途に「跡地利用将来ビジョン」を取りまとめ九大総長及び福岡市長へ提言を行う予定です。(※2参照) Cl seupクローズアップ❶箱崎キャンパス跡地利用計画に関する情報を九州大学Webサイトに掲載することになりました。こちらもご活用ください。 http://www.kyushu-u.ac.jp/news/hakozakiuseplan.php※1 まちづくりの方針(案)※2 将来ビジョン検討委員会の検討フローKyushu University Campus Magazine_2012.9 17福岡都市高速道路文系工学系農学系理学系国道3号線地下鉄2号線JR鹿児島本線箱崎キャンパス東側上空より 平成24年3月撮影まちづくりの方針(案)■まちづくりの方針のキーワード■跡地利用にあたって踏まえるべき視点教育・研究歴史・文化環境・エネルギー平成23年度平成24年度平成25年度以降安全・安心健やか成長・活力交流1福岡市の持続的な成長に資する新たな活力・交流を生み出す4千年のまち、大学百年の歴史文化資源を大切にする5次世代の環境技術や豊かな緑を生かして環境と共生し、持続可能なまちをつくる2九州大学が存在した地として、充実した教育・研究の環境を生み出し、人を育てる3高度医療施設の立地や高い利便性を生かして安全・安心・快適で健やかに暮らす■跡地利用将来ビジョンの検討■土地利用のゾーニング検討(都市計画変更、各種調査等)■跡地処分及び土地利用に向けた諸手続き開始■提言を踏まえた「(仮)跡地利用計画」を策定九大総長及び福岡市長へ将来ビジョンを提言URL意見募集■都市基盤及び空間構成の あり方の検討■導入機能の検討■地区の概況、課題等の整理(まちづくりの課題と方針)■まちづくりの方針案の検討

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