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16  Kyushu University Campus Magazine_2013.9 ネイホウ!こんにちは!皆さんは、香港と聞いて何を思い浮かべますか?100万ドルの夜景ですか、それともカンフー映画の様な世界ですか?エネルギーに満ち溢れ、凄いスピードで変化し続ける大都会、香港にある香港中文大学に、私は、2012年9月から9ヶ月間交換留学をしました。 私の留学先である香港中文大学の素晴らしい点は、何といっても「人」です。香港、中国本土、東南アジアなどから集まった学生と、世界中からやってきた交換留学生、異なる文化や価値観を持つ学生と出会うことができます。英語で行われる授業では、英語に苦交換留学について詳しく知りたい方は、「九大生のための海外留学情報」(http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/study/)をご覧ください。過去の交換留学生による報告書も大学毎にたくさん掲載しています。 香港中文大学は、1963年に創立された香港の名門公立大学。都心部から少し離れた場所に137.3ヘクタールの広大な敷地と自然に囲まれたキャンパスを有し、現在14000名以上の学生が在籍する。交換留学生数は1000名近く。 文学、工商管理学、教育学、工学、薬学、理学、社会科学及び法学の8学部、62学系を有し、授業での使用言語は広東語、普通話、英語のいずれか。学生は、9つある書院のいずれかに所属する英国式をとっており、学内にある寮に居住する学生も数多くいる。 キャンパス内には、図書館、文物館、演芸場、プール、体育館、運動場、マリンスポーツ施設などがあり、充実した設備が整う。また、多くの建物が山の上にあるため、無料のスクールバスが学内を走行する。 香港では、中大(チョンダァーイ)と呼ばれ親しまれている香港中文大学は、2013年に創立50周年を迎え、さらなる進化を遂げる大学である。大学の特色戦を強いられながらも、勉強熱心な学生と協力し合い、多くの事を学びました。特に、「人生の意味」という珍しい授業では、多面的に物事を考える教授の考え方が非常に面白く、また、学生同士が深い議論をするチュートリアルにより、ひとつの問題をとことん考えました。また、授業後は、キャンパス内にある寮で、寮生全員で晩ご飯を食べ、卓球や音楽で共に時間を過ごすことで、お互いのことを理解し合いました。様々なイベントが催される寮では、私自身も日本語教室の先生になり、日本語に親しんでもらいました。そして、中秋節や旧正月などの香港の伝統的な祝日を通して、香港人がいかに家族や伝統を大切にしているのかを知りました。沢山の人に出会うチャンスのある香港中文大学に交換留学できたことで、自分の視野や興味を広げることができました。 私は香港に魅了されました。皆さんもぜひ、九大から飛び出し、留学先の文化にどっぷり浸り、かけがえのない経験ができる交換留学に挑戦してみてください。香港中文大学の正門の写真(左から3人目が筆者)中国本土の中学生に英語を教えるボランティアでの一枚(右が筆者)九大生が案内する世界のキャンパス香港中文大学農学部3年 才村綾美(さいむらあやみ)留学先大学(中国)

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