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―では、九混が持つ大学生の合唱の特徴と言えば?森田 厚みと深み、でしょうか。ソプラノの高音からベースの低音まで、音域の厚み、そして歌詞を読み解く深み。木下 歌詞の解釈や歌い方に疑問や違和感があれば、自分で考えたりみんなで話し合ったり。―しかし、人数が人数だけに、まとめるには苦労されるのでは?高野 僕がリーダーを務めるベースの場合、まずはパートのみんなで遊びに行ったりご飯を食べたりして仲を深めるところから始めます。最初から音楽が好きな人ばかりでもないですからね。歌う前に一丸になります。森田 テナーの場合は、みんなで歌う楽しさや日々の成長を確かめながら、そしてその成長を喜びに変えることで、パートがまとまってくると感じています。いわゆる褒めて伸ばすタイプですね(笑)。―そして4パートを指揮者の木下さんがまとめると?木下 そうですね。パートリーダーがパートをまとめてくるので、私の仕事は4つを1つにすることです。みんなの前では、言葉と身振り手振りで、曲の意味や歌い方を伝えます。興味を持ってくれるよう、面白おかしく。そして、ときには表情をつかって(笑)。―練習以外の雰囲気はどうですか?早川 いつも和気藹々としていますよ。学年やパートごとに、もしくは暇な人が集まって遊ぶというのはいつもありますし、テナーとベースによるT・B(テーベー)戦というソフトボール大会も恒例行事です。木下 2泊3日の合宿でも、2日目の夜は遊ぶんですよ。―え?2日目の夜だけですか!?木下 はい(笑)。合計で1000分 18時間の練習メニューを組みます。年3回の練習合宿では、それぞれ新歓・大会・演奏会に向けて徹底的に練習します。早川 特に大会では、今年で6回連続の全国大会というものもあり、プレッシャーもすごいので……。木下 やるからには結果を残します。遊びだけじゃ得られないものを得ようと。―13回目の全国、おめでとうございます。そして体育会並のストイックさ!一同 はい!―最後に、九大生や高校生へメッセージをお願いします。高野 他のサークルに比べて合唱は堅くて地味に思われるかも知れないけど、楽しいし多くの友達もできます。もちろん、練習に時間をかけた分、返ってくるものは大きいです。木下 忙しいこともあるけれど、充実した学生生活は保証します。目標の達成とやりがいをぜひあなたも九混で味わってみてください。森田 九混は全学部が揃っているので、いろんな人に会い、そこでたくさんの経験・学び・喜びを得ることができますよ。早川 合唱好きはもちろん、楽しいことが好きな人も大歓迎です。学生・院生であれば大学・学年・国籍不問なので、いつでも来てください!合宿では朝から晩まで合唱づけ。その代わりレクリエーションでは思いっきりはしゃぎます!かけた時間は結果でかえす100人100色。みんなで奏でる この記事は、広報室学生スタッフが制作しました。https://www.facebook.com/KyushuUniv.Student≒九混の50年―創立、現在、これから―20年程前から技術顧問の先生を呼び、大会にも力を入れるように。近年は部員数を増やしていき、ついに現在は100人を超える。ちなみに今年は50人近く入団。今年の全国大会には6年連続13回目の出場という快挙も。❷現在「部員の技術、思いを引き継いでこれからも九混を盛り上げていってほしい。」今年の第50回記念定期演奏会にはこれまでの50年の歴史、そしてこれからへの思いが込められているのだそう。華やかで美しく、楽しい合唱のステージに皆さんも足を運んでみては?❸これから50年前の1963年、別々に活動していた教養部合唱部と全学合唱部が合併して誕生。当時は、大会メインの活動ではなく定期演奏会メインだったとか。❶創立 第50回記念定期演奏会の情報は38ページをご覧ください。14  Kyushu University Campus Magazine_2013.11

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