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 伊都キャンパスにおける地区基本設計は、「新キャンパス・マスタープラン2001」に基づき、教育研究施設が配置されるアカデミックゾーンを東から文系、センター、理学系、工学系、農学系の各地区に五分割し、地区毎に施設、道路、駐車場、オープンスペース等の配置計画および各施設の概略設計等を行うものです。 文系地区基本設計は、「九州大学新キャンパス・マスタープラン2001」、「工学系地区基本設計」、「センター地区基本設計」、「理学系地区基本設計」、「農学系地区基本設計」、「パブリックスペース・デザインマニュアル」、「水循環系保全整備計画」、「保全緑地維持管理計画」等を踏まえ、文系地区用地の特性や、利用者から示された様々な要望新キャンパス計画専門委員会委員長 理事・副学長 今泉 勝己等をもとに、イースト・センター・ゾーンWG﹇2013(平成25)年3月まで吾郷眞一WG長、2013(平成25)年4月より野田進WG長﹈および文系地区基本設計検討コアチーム﹇チーム長:柴田篤教授﹈が、施設部﹇近藤昭夫部長、村久木志郎課長﹈、新キャンパス計画推進室﹇坂井猛教授、鶴崎直樹准教授﹈、設計コンサルタントである株式会社石本設計事務所﹇総括:能勢修治部長﹈とともに検討を重ね、作り上げたものです。新キャンパス・マスター・アーキテクト委員会﹇委員長:渡辺定夫・東京大学名誉教授﹈におけるマスタープランとの整合性やデザインの方向性等に関する審議を経て、2013(平成25)年9月の新キャンパス計画専門委員会および将来計画委員会で承認されました。 文系地区は、人文科学研究院・人文科学府・文学部、比較社会文化研究院・地球社会統合科学府、人間環境学研究院・人間環境学府・教育学部・工学部建築学科、法学研究院・法学府・法学部、経済学研究院・経済学府・経済学部、言語文化研究院、統合新領域学府、および中央図書館からなり、歴史と伝統のある文化系諸分野のみならず、複数の文理融合型の部局を有するユニークな地区といえます。伊都キャンパスのイースト・ゾーンに位置し、キャンパス内外の豊かな自然環境と水崎城址等の歴史環境に恵まれており、隣接するゾーンの施設群や自然環境と調和しつつ、地域社会や世界に貢献するための多様な交流をつくりだすキャンパス環境の形成を目指しています。 2005(平成17)年に開始した九州大学の統合移転事業も、いよいよ最終段階の第Ⅲステージに入りました。JR九大学研都市駅周辺の施設整備も着実に進み、隣接地の元岡では、土地区画整理事業による九大新町が誕生し、学生の住居、商業、研究施設等が集積するまちづくりが着実に進められています。伊都キャンパスづくりは、第Ⅲステージの施設建設だけでなく、持続可能なインフラ整備や多様な交流をつくりだすまちづくりなど、地域とともに引き続き検討し実現すべき課題も数多く残っています。九州大学学術研究都市の核として、また、九州大学の「総合研究・教育の拠点」として、伊都キャンパスの施設整備を早期に実現するため、関係各位のご支援を引き続きお願いします。文系地区のキャンパス環境形成文系地区基本設計の検討体制キャンパスづくりの早期実現に向けてKyushu University Campus Magazine_2013.11  15特 集Ito Campus伊都キャンパス文系地区|新時代の大学キャンパスへ文系地区基本設計のフロー伊都キャンパス文系地区基本設計2013(平成25)年9月17日の将来計画委員会において、文系地区基本設計が承認されました。

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