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 この教育国際化プロジェクトは、学部学生を対象として、次世代型農学「アグリバイオ」を武器に世界で活躍できる人材の育成を目標としています。 英語力スタンダードを「TOEFL-iBTスコア80」とし、これに1学年の25%が達することを目標にしています。受講希望者を募ったところ、私たちの期待を大きく上回る175名が応募し、プレイスメントテスト(TOEFL-iBT Complete Practice Test)でスコア40以上をとった約110名が、Basic初級、Basic中級、Advancedの3段階のレベル別クラスに分かれて強化プログラムを受講しています。(1)Agri-Bio Leader English Program (ALEP)   学部・修士課程学生(46名)が、本学カリフォルニアオフィスの協力を得て、8月19日〜9月13日の間、米国カリフォルニア州サンノゼ州立大学に派遣され、英語研修や企業訪問等を通し、農学に関連する問題解決の科学を学びました。(2)ASEAN諸国の大学における問題解決の科学体験プログラム ベトナムのハノイ農業大学(8月16日〜29日)とタイのキングモンクット工科大学トンブリ(9月16日〜26日)において、それぞれ10名、11名の農学部生が農学の諸問題の解決法を実践的に学びました。2月には、ジョージア大学コスタリカキャンパスで開講される同様なプログラムにも学生を派遣予定です。 (3)English for Science and Technology(EST) プログラム 米国カリフォルニア大学デービス校エクステンションが開講する上級英語プログラム(8月9日〜9月6日)にTOEFL-iBTスコア80以上をクリアした農学部生4名が参加し、世界各国の学生とともに英語で自然科学の諸分野を学び、また高度なディベートやプレゼンテーション能力を修得しました。 なお、これらの留学プログラムの成績は、原則として農学部の特別開講科目として単位認定しています。 TOEFL-iBTスコア80をクリアした学生を中心に、G30国際コースにおいて英語で開講している農学関連基礎科目を受講するように薦めています。また、国際コース科目と日本人用一般コース科目間で単位を互換できるように、授業内容と開講学期を調整し、共有できる英語講義を拡大していきます。 教員の英語による教授スキルを向上させるための集中講座を開講します。また、事務職員の英語のスキルアップ用留学プログラムと学内集中講座も実施します。これらは農学研究院・農学部以外の部局からの参加者も適宜受け入れ、本プログラムの全学への波及を図っていきます。 プログラム開始から1年余り、英語でグローバルに学びたいという学生の熱い気持ちをひしひしと感じています。本プログラムは九州大学が目指すグローバルな教育体制構築のモデルケースとしても重要であり、私たちはこれを実りあるプログラムとするため更に努力を続けていきます。農学部グローバル人材育成推進プロジェクトオフィスhttp://www.agr.kyushu-u.ac.jp/Gjinzai/Webサイト❶英語力強化プログラムでアグリバイオを 英語で学ぶ基礎力をアップ❸G30農学部国際コースとのクラス共有❹教員・職員の英語力強化❷海外派遣プログラムによる様々な学びCl seupベトナムのBaVi国立公園にてタイの視察先の蘭園にてALEP・Google本社を訪ねてカリフォルニア大学デービス校でEST参加メンバー集合 「国際的な視点を備えたアグリバイオリーダーの育成」グローバル人材育成推進事業Kyushu University Campus Magazine_2013.11  19クローズアップ❶

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