ブックタイトル九大ガイドブック2014_15_02JP

概要

九大ガイドブック2014_15_02JP

九州大学システムL S I 研究センターと福岡県糸島市が計画した「I C Tを活用した見守りの街糸島」は、糸島市に九州大学の情報技術を活用した住民見守りシステムを構築することで、災害に強く、高齢者や子ども、女性に優しく、安心安全で便利な生活環境の構築を目指した事業で、2 0 1 3 年度に総務省のI C T 街づくり推進事業に採択されました。昼間住民： 高齢者・子供・妊婦・主婦糸島市玄海原発から30キロ圏内に15,000人移動・買い物弱者の増加地元商業活性化と買い物環境充実住民の安全な避難子育て世代の定住少子・高齢化の進行共働き世帯の増加高齢者の健康生きがいづくりコミュニティバス路線の維持・利用者拡大課題解決に有効な手段「ICカード」ICTで実現する見守りの街糸島 地域住民の生活を見守る、経済を見守る糸島が抱える課題点ICカードとは1.情報の金庫身分証明書、鍵、チケット、切符、お金…など、原稿用紙90枚分の情報を入れることができる2.「本人確認」と「権利の確認」本人であること、サービスを受ける権利があるかを確認できる3.高い安全性（セキュリティ）専用の読取機がないと情報を読み取ることができないICチップ（大量な情報を安全に記録できる集積回路）高齢者・子供・女性を中心とした市民に「ICカード」を配布し、高齢者・子供の見守り、コミュニティバス、防災訓練、安否確認などに活用します。避難住民（防災訓練） 1■ リアルタイムの避難所入所確認■ 避難している子供と親のリアルタイムの確認／避難ルートの提供■ 自治体が提供する交通手段の無料開放実現■ カード、携帯電話等メディア紛失に対応できる情報基盤の実現高齢者（シニアクラブ） 3■ 各シニアクラブのイベント参加確認■ 緊急時の本人確認子供（幼児・小学校児童） 4■ 保護者への登下校情報の連絡■ 放課後児童クラブや子育て児童センターの退出管理市内公共交通機関利用者（コミュニティバス） 5■ コミュニティバスの運営費削減【現金管理費用、チケット費用削減】■ 低コストバスロケシステムの実現【 バス位置情報の提供】買い物弱者（買い物不便地域への移動販売） 2■ チラシ広告情報提供や遠隔での御用聞きを実現■ 商店の消費者アクセスコスト削減【チラシ配布費用1/10、行商のコスト10%削減】地域の課題解決を図る実証事業「ICTを活用した見守りの街糸島」プロジェクトKYUSHU UNIVERSITY : DISCOVERY ｜ 21