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デジタル触地図が 「IAUD 国際デザイン賞 2020 銀賞」を受賞しました

 
~デジタル触地図(国立民族学博物館触知案内板)が 「IAUD 国際デザイン賞 2020 銀賞(公共空間デザイン部門)」を受賞~

公開日:2020.12.21

 

お知らせ

  •  フィンガーガイドにより、視覚に障がいのある人の触知を可能に
  •  両手で触ることができる新たなインターフェイスデザイン
  •  一般の案内図と同じ平面図を用い、かつ同じ場所に設置することで分け隔てないデザインを実現
  •  国立民族学博物館、九州大学、山口大学との共同プロジェクト
  •  2020年度グッドデザイン賞に続いての受賞

 国立民族学博物館のデジタル触地図(国立民族学博物館触知案内板)が、このたびIAUD国際デザイン賞2020 (主催:一般財団法人 国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD))を受賞しました。
 デジタル触地図は、視覚に障がいのある人とない人が、分け隔てなく館内情報にアクセスできるインタラクティブな触地図システムです。タッチパネルティスプレイ上に設置したフィンガーガイドと音声案内との連動によって、館内の位置情報や展示案内を触覚と聴覚から得ることができます。フィンガーガイドは、今回新たに開発された、なぞりながら触る行為を促す新しいインターフェイスデザインです。
 また、このデジタル触地図は、国立民族学博物館の文化資源プロジェクトにより開発されました。本プロジェクトのメンバーである九州大学大学院芸術工学研究院の平井 康之教授、山口大学国際総合科学部の冨本 浩一郎講師が主導してデザインしました。
 すでに本館の展示場に2台設置され活用されており、今後も設置を増やす計画をしております。さらに標準デザイン化を目的として特許を取得し、他の博物館園への公開と普及も目指しております。

芸術工学研究院 平井 康之 教授からひとこと
IAUD国際デザイン賞という世界的な賞を受賞できて大変嬉しく思います。チームの賜物です。このような新しいデザインが社会に定着することを願っています。これまで国立民族学博物館の文化資源プロジェクトで、来館者視点の展示体験のデザインに取り組んできました。プロセスの最初から障がいのある多くの人々と共に考えていくインクルーシブデザインの方法で進めてきました。そして対話の中から、これまでの触地図は点字の読める一部の人にしか使えないことがわかりました。そこで今回のデジタル触地図では、視覚に障がいのある人にもない人にも使いやすい情報提供を目指しました。今後、多様な障がいのある人々が、家で計画を立てるところから、目的とする展示物にたどり着くまで自分で選択できるようにデザインを進めていきたいと考えています。

詳細はこちらをご覧ください。

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