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エズラ・F・ヴォーゲル ハーバード大学名誉教授の訃報について

公開日:2020.12.24

 

お知らせ

 ヴォーゲル先生の突然の訃報に接し、深い悲しみに沈んでおります。

 ヴォーゲル先生は長年、経済発展によって急激に変容する東アジア社会を研究してこられました。日本では日本研究者、中国では中国研究者“傅高義”として知られ、日本語と中国語に堪能でした。代表的な著作には、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』(1979年)、『中国の実験――改革下の広東』(1989年)、『現代中国の父 鄧小平』(2011年)、『日中関係史――1500年の歴史から読むアジアの未来』(2019年)などがあります。いずれも洞察力のある学術書ですが、研究対象への暖かな眼差しを感じさせる作品にもなっています。

 ヴォーゲル先生は福岡に何度も来訪し、九州で数々のフィールドワークに従事されていました。九州に大きな関心を寄せ、本学をその社会基盤の一つと評価してくださっていました。比較社会文化研究院の益尾知佐子准教授は、本学着任前にヴォーゲル教授の研究助手を務め、『鄧小平』と『日中関係史』の邦訳も担当しました。そのご縁で、邦訳版が出版された2013年と2019年には、ヴォーゲル先生に本学で日本語での記念講演を行っていただきました。2019年のご来校ではさらに、地球社会統合科学府と共創学部の学生による書評会にもご出席いただき、彼らと膝を交えてアジアの未来を熱く語っていただきました。

 われわれは、後進の育成に情熱を注いだヴォーゲル先生のご貢献に感謝するとともに、「よりよい社会を築くために働く」という先生のご意思を、本学の学生たちが受け継いでいってくれるよう願ってやみません。先生のご冥福をお祈りするとともに、ご家族様には心よりお悔やみ申し上げます。

 2019年ご来校時の様子はこちら

九州大学
九州大学大学院比較社会文化研究院
九州大学大学院地球社会統合科学府

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