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九州大学とJICAがタッグを組んだ国際地熱研修コース 今年は7か国11名の研修員が参加

2024.08.20
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昨年本邦研修を再開した国際研修コース「地熱資源エンジニア」は、昨年の好評に伴い、今年7か国11名の研修員を招いて九州大学大学院工学研究院で実施されます。

地熱発電はベースロード電源になり得る環境に優しい国産のエネルギーであり、地熱資源を持つ国での開発が進められています。一方で開発リスクの高さから地熱資源開発が進まない国も多く、資金確保だけでなく人材育成が喫緊の課題となっています。

本コースはJICA九州と連携して2016年に再始動しましたが、コロナ禍で2020年は中止となり、2021年と2022年は6週間のオンライン講義のみの実施となりました。今年来日する研修員は各国で地熱資源開発を担う機関の技術者や政策策定の担当者で、4か月の研修はプロジェクトスタディがメインとなり、自国から持参したテーマの研究を進め、研修終了時に研究成果の発表を行います。

本コースを開始するにあたり、今年も下記日程で開講式を行います。

<地熱資源エンジニアコース 開講式>
日 時: 8月23日(金)16:30-17:00
場 所: 九州大学工学部第一会議室 (福岡市西区元岡744 ウエスト4号館420号室)

コースリーダー(藤光教授)からひとこと

藤光 康宏 教授

今年の研修参加者数は、昨年より1名増えました。研修員の皆さんには、研修期間中にプロジェクトスタディで各自の研究テーマを深く掘り下げるだけでなく、研修員間の交流を深めると共に、日々の生活を通じて日本の文化や習慣にも触れて頂きたいと思っています。

国際研修コース「地熱資源エンジニア」

昨年11月 日本地熱学会岐阜大会参加のため、新幹線で移動中の一コマ。高速鉄道がない国から来た研修員は、新幹線に乗るとテンションが上がります。

九州大学では1970年から2001年まで36か国約400名の研修員をJICA地熱研修コースで受入れてきました。2016年にこのコースを刷新して再始動しました。

■今年度研修参加国: 7か国11名
ジブチ、エクアドル、エチオピア、インドネシア、ニカラグア、ペルー、タンザニア

■実施期間:2024年8月23日(金)~2024年12月13日(金)

お問い合わせ

九州大学大学院工学研究院 教授 藤光 康宏
電話:092-802-3322
FAX:092-802-3368
Mail:fujimitsu★mine.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。