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研究情報

芸術工学研究院 研究紹介

共感を生むメディア技術を目指して

大学院芸術工学研究院 コンテンツ・クリエーティブデザイン部門
准教授 上岡 玲子

 人のココロとカタチを観察し,その特性を考慮しながら,技術と人の新しい関係を構築していくためのバーチャルリアリティ・ウェアラブルコンピュータの研究を行っています.特にこれまでのコンピュータでは取り扱うのが難しいと言われてきた人の喜怒哀楽や感情の部分を工学的に取り扱うEmotional Engineeringの分野に力を入れています.感情を工学的に解釈することで他者の気持ちの理解を促進したり,自己客観視に役立てることができるかもしれません.将来には人が体験を共感できるメディア技術が実現できればと思います.
 具体的に行っている研究では,人が知覚として受ける刺激に意識・無意識にどういう反応を示すのか,定量的に観察するため装置の製作を行い,実験を通して得た知見を体験システムとしてコンテンツとあわせ構築しています.図1は恐怖情動を触覚刺激により増幅させるための体験システムEmotion Hacking VRです.これは怖いという情動と心拍の上昇との因果関係があることを元にして自分の本当の心拍を外部の触覚刺激を使ってわざと早めるよう工夫し恐怖のコンテンツを体験することができるシステムです.

図1 Emotion Hacking VR

 その他にも覚醒や眠気を誘う触覚ディスプレイの製作(図2)や触錯覚を使い硬い線から柔らかい触感を提示するディスプレイ(図3左側)や,笑いを検出する腹巻型のウェアラブルコンピュータ,Laugh Log(図3右側)などこれまでにない新しい装置の製作や様々な情報提示装置の製作を通し,ミライのコンピュータのあり方を模索しています.

図2 渦輪を使った触覚ディスプレイ

図3 触錯覚ディスプレイ(左)とLaugh Log(右)

図4 研究室集合写真

■お問い合わせ先
大学院芸術工学研究院 コンテンツ・クリエーティブデザイン部門 准教授 上岡 玲子

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