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芸術工学研究院 研究紹介

自動車の「音」をデザインする

大学院芸術工学研究院 コミュニケーションデザイン科学部門
准教授 山内勝也

 我々の研究室では,音の評価とデザインを研究課題としています。中でも,これからの自動車を取り巻く音環境をメインターゲットとした課題に取り組んでいます。

電動自動車の走行騒音測定の様子

 現在,自動車業界は「100年に一度の大変革期」にあると言われ,自動車の機構や機能,社会的意味が大きく変わっていくと予見されています。このうち電動化による音響的インパクトは想像に難くありません。従来の内燃機関が電気モーターに置き換わり,自動車騒音の主要因の一つである駆動系騒音が大幅に低減することで自動車内・外の音響特性は大きく変わります。つまり「静か」になります。ただし「どの程度静かになるのか」については,まだまだ研究が必要です。一方で,「静かすぎる」ことへの対応として敢えて音を出すデバイスのデザインも求められています。

道路交通騒音の録音測定の様子

 自動車にまつわる変革は電動化だけではありません,自動運転や共有利用サービス(シェアリング)などによって,自動車の社会的な意味や価値が大きく変わっていき,伴って音デザインへの要求も変わってくるでしょう。自動車内での情報ユーザーインターフェースとしての音には,適切に意味が理解される機能性を持ちつつ,なおかつ煩わしくないデザインが必要です。走行音そのものも,安全性や操作性を満たした上で,新しさを演出するクリエイティブなデザインが必要です。

自動車内情報インターフェースデザインの評価のためのシミュレーションシステム

 研究室では,音の物理的側面に係る測定と心理的側面に係る評価,従来からの研究手法と新しいデザインアプローチ評価など,さまざまな取り組みに挑戦しつつ,音をデザインするための研究を行っています。(車以外もやってます。)

■お問い合わせ先
芸術工学研究院 コミュニケーションデザイン科学部門 准教授 山内勝也

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