アイスホッケー部


氷上の格闘技と呼ばれるアイスホッケー

 アイスホッケーとは,ゴールキーパー1名を含む6名のチームが互いに小さな パックを奪い合い,相手のゴールにシュートを決めるという単純なスポーツであ る。しかし,プレイヤーはアイスリンクの上を自由自在に走りまわり,さらにス ティックを使ってパックを操るという高い技術が必要とされる。またプレイヤー 同士のコンタクトの激しさは他に類を見ないものであり,別名「氷上の格闘技」 の名で呼ばれるほどである。
 北米におけるアイスホッケー人気はかなり高く,日本においても長野冬季オリ ンピックを境にその人気が高まりつつある。しかし,日本ではいまだにマイナー であり,アイスホッケーの面白味を知る人は少ない。そこで,ホッケーのことを 少しでも知ってもらうために,我が部の活動を句に読み紹介したいと思う。

氷上に 煌く汗と 闘志かな

 そう,我々の部活たるや,この一句につきよう。スケートリンクという寒々し い白氷の上で,男達がもやもやと湯気を立ち昇らせつつ戦う。
 走る度に,流れる汗を目にする時,男達の美味を知る。

何故,彼等はその足を止めないのか
何故,彼等はその小さな黒き塊を追い続けるのか
何故,彼等はその汗をぬぐわないのか

 その答えは,その彼等の魂の叫びは白氷を削る粉しぶきに,白氷を取り囲むフ ェンスに,激突する轟音に,白氷にこだまする奇声に聞くがよかろう。
 整氷車が疲れきった白氷をやさしく包み込んでいく傍を,彼等は別室へと歩を 進める。互いの健闘をたたえ合い,反省の念を内に秘めつつ,彼等は濡れそぼる 防具を脱ぎにかかる。しかし,彼等の戦いは決して終わることはない。彼らは次 の戦いにそなえ,体を休める。
 どうだろうか,我々のアイスホッケーにかける情熱,そして我々をここまで夢 中にさせるアイスホッケーの魅力を感じていただけただろうか。ホッケーのこと をもっと知りたいというホッケーの魅力にとりつかれたあなたには,是非スケー トリンクまで足を運ぶことをおすすめしたい。

文責:近藤 暢之(こんどう のぶゆき)
(工学部3年)