使いやすく,責任もって

〜九州大学ホームページの新しい運用要項決まる〜


 平成10年1月に公式ホームページが立ち上がって約1年が経過し,その間に九州大学広報委員会規則が制定されるなど学内体制の変化があり,また,実際にホームページを運用して改善すべき点もいろいろ見えてきました。
 九州大学広報委員会は,ホームページ専門部会を中心に,これらの状況に応じた九州大学のホームページ運用のあり方について検討し,「九州大学における公式ホームページについて」(平成9年9月19日部局長会議決定)及び「九州大学における公式ホームページ運用要項」(平成9年12月18日広報委員会決定)に代わって,新たに「九州大学ホームページ運用要項」及び「九州大学ホームページの運用に関する申合せ」を定めました。


 今回の「運用要項」及び「申合せ」の制定は,次の2点を主眼に行われました。

  1.  全体の構造を単純化し,見やすく機能的なトップページの作成を図るとともに,部局等へのリンクなど必要な作業を効率化する。
  2.  基本的に,制作者が責任をもって制作・維持,管理する。

 「運用要項」及び「申合せ」の主な内容は次のとおりです。

2つの階層で構成

 九州大学の公式ホームページを「九州大学ホームページ」と称し,次の2つの階層から成るものとします。

(1) 九州大学トップページ
 本学のURL(http://www.kyushu-u.ac.jp)を指定し,ブラウザを起動させたときに現れるページ及びそこからリンクされる,総長挨拶,大学の概要,組織一覧など全学的な情報のページ。
(2) 部局等ホームページ,事務局各部等ホームページ
 各部局等や事務局の各部等に関する情報を提供するページ。部局の情報,所属する学科,教室,事務局各部,課,掛等のページもこれに含まれます。
 これらのページへのリンクは,九州大学トップページの中にある組織一覧から,該当する部局等,事務局各部等のトップページに対してのみ行われることになりますから,それぞれトップページの整備が望まれます。
責任者と広報担当者

(1) 責任者
 九州大学ホームページ関する事項を総括する者として総括責任者を置き,九州大学広報委員会委員長を充てます。
 また,部局等ホームページ,事務局各部等ホームページに関する事項を総括するため,それぞれの長が指名する部局等責任者,事務局各部等責任者を置くこととします。
 部局等,事務局各部等のルール作りはそれぞれに委ねられますが,現在ある情報の変更・停止等のために必要な場合は,これら責任者が総括責任者に対して措置を依頼することになります。
(2) 広報担当者
 部局等ホームページ,事務局各部等ホームページの制作・維持・管理に関する実務を処理するため,それぞれの長が指名する部局等広報担当者,事務局各部等広報担当者を置きます。
 広報担当者は,基本的に,所属する部局のホームページの実際の維持・管理を行い,リンク等の作業を,広報委員会のホームページ専門部会と連絡を取りつつ迅速に行うことが期待されます。
責任をもって制作,管理

 九州大学ホームページの総括責任者である九州大学広報委員会委員長が,九州大学ホームページ全体を実際に維持・管理するのは不可能であり,それはホームページ設置の趣旨からも望ましくありません。

 そこで,各ページが「運用要項」と「申合せ」に準拠して作られることを前提に,各ージの責任の所在を次のとおり定めています。

  1.  総括責任者(九州大学広報委員会)は,九州大学トップページの制作・維持・管理に責任を持つこととします。
  2.  責任者は,該当部局等,事務局各部等ホームページのトップページの制作・維持・管理に責任を持つこととします。
  3.  (a)(b)以外の全てのページにページ責任者を置くこととします。
 ページ責任者は,自身が責任を有するページに,その責任の所在を明らかにする表示を行うとともに,そこからリンクされる直下のページについて監督し,必要なら指導・助言を行う義務を負うこととします。

 しかしながら,たとえ部局等ホームページの末端で生じたことでも,九州大学ホームページ上で起こっている問題には違いありませんから,必要な場合は,それらへの処置を含めた報告は,責任者から総括責任者に対してなされるような体制作りが求められています。

 

 なお,「九州大学ホームページ運用要項」と「九州大学ホームページの運用に関する申合せ」の全文は,ホームページに掲載しています。