編 集 後 記


 西暦1999年の新年,おめでとうございます。来年は西暦2000年,再来年はいよいよ21世紀に突入します。良くも悪くも,人類はまさに世紀末の日々を過ごしつつあります。このような世紀の移り変わりを目前にして,人々は過去を振り返り,そしてまた未来へと思いを馳せます。九州大学という組織体にもそのことが言えます。昨年5月の「新キャンパス造成基本計画」決定,同じく11月の「九州大学学術研究都市シンポジウム」の開催(5頁記載)等に象徴されるように,その実現を目指して九州大学も更なる発展を続けていくものと思われます。

 第4号では「社会に開かれた大学」として「社会連携」を特集としました。御執筆いただいた先生方並びに御協力くださった研究協力課の職員の方々,ありがとうございました。また,久留米大学附設高等学校長,樋口忠治先生(九大名誉教授)には,「21世紀を目指す九州大学の情報化」について御寄稿いただきました。御多忙のところを快く御執筆いただいたことを深く感謝申し上げます。

 なお,「九大広報」創刊号が国立大学等優秀広報紙の「優秀賞−レイアウト(デザイン)部門」に選ばれました。読みがいある記事をお寄せいただいた執筆者の方々,編集発行に御尽力いただいた皆様に感謝申し上げます。しかし第4号発行の今日でも,より良いものを目指して試行錯誤を繰り返しており,今回紙質を変えたのもその一つです。読者の皆様の御意見や,御寄稿に期待しています。

広報誌編集部会主幹 有 村 隆 広