「大学審議会答申」勉強会
去る12月9日から1月21日までの期間,部局ごとに学内15ケ所で大学審議会答申「21世紀の大学像と今後の改革方策について〜競争的環境の中で個性が輝く大学〜」についての勉強会が開催され,約700名の教官が参加しました。
大学審議会答申は,21世紀を迎えるに当たり今何が大学等に求められているか,今何をなすべきかという視点から,高等教育機関の多様化・個性化の必要性や規模についての考え方,今後の大学改革の基本理念を総括するとともに,基本理念に沿った具体的な改革方策について,総合的に提言したものです。
九州大学では,平成7年3月に「九州大学の改革の大綱案」を決定し,大学院の重点化や附置研究所の全国共同利用化,全学共通教育の見直し,学際的・総合的な教育研究を推進するための九大独自の教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト制度の創設・実施などの諸改革を進めています。
この勉強会は,本学の理念に照らした答申内容の吟味を含め,大学を取り巻く厳しい情勢,社会的要請の変化,本学の今後の目指すべき方向,我が国の高等教育のあるべき姿等について,各部局教官と総長等が直接話し合うことにより,改めて認識を共有しようとの趣旨で企画されたものです。
各会場には,杉岡総長をはじめ,矢田・柴田両副学長,内田自己点検・評価小委員会委員長が交代で出席し,答申の内容及びその積極的な取組み,全学及び各部局の改革推進方策,国立大学の貢献とその広報の重要性と方策等について,参加者と活発な質疑討論が行われました。
◎勉強会日程 12月9日(水) システム情報科学研究科,歯学部 12月18日(金) 工学部(1),経済学部 12月21日(月) 法学部 12月22日(火) 総合理工学研究科 12月25日(金) 工学部(2) 1月5日(火) 教育学部 1月6日(水) 比較社会文化研究科,言語文化部,理学部 1月7日(木) 薬学部 1月13日(水) 医学部 1月18日(月) 文学部 1月19日(火) 数理学研究科 1月21日(木) 農学部