P&P教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト
P&Pとは
P&Pは正式には「教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト」といい,平成9年度から実施されている九州大学独自の助成制度です。平成7年に承認された「九州大学の改革の大綱案」に,全学的レベルでの教育・研究の改革の一つの柱として提案されていたもので,右の3つのタイプの研究と教育を推進するため,年間2億円ほどの予算を確保して集中的にこれを支援しようというものです。
また,平成10年4月には,P&Pを実施するための施設「リセウム悠遠」が民間からの寄贈によりオープンしています。
採択件数は,平成9年度がAタイプ(1)Bタイプ(6)Cタイプ(5),平成10年度がAタイプ(0)Bタイプ(7)Cタイプ(3),平成11年度がAタイプ(2)Bタイプ(10)Cタイプ(3)でした。A,B,C,3つのタイプは次のように区分されます。
- Aタイプ
- 新たな研究科や専攻コース設置の可能性が高い教育・研究分野を担う学内の研究プロジェクト及び大学院の試行的教育プログラムを対象とする。
なお,大学院の教育・研究に参加するセンター等学内共同研究施設の設置を目的とするものや,有志教官の企画立案による新研究科・専攻構想もこれに含まれる。
研究期間は3年間。その成果の点検評価を受け,評価の結果に基づき,なお引き続き3年間延長可能。
- Bタイプ
- 卓越した研究拠点育成のため,教官が部局・分野を超えて共同で行う国際的・先端的・学際的研究を対象とする。
研究期間は2年間。
- Cタイプ
- 部局を超えた共通教育の実施や,Aタイプに属さない比較的小規模な学際領域の大学院教育など萌芽的・先導的な試みを対象とする。
研究期間は原則として3年間。その成果の点検評価を受け,評価の結果に基づき,なお引き続き3年間延長可能。