英会話研究部


 E.S.S.(英会話研究部)は,基本的にはスピーチ,ディスカッション,ディベートの三つのセクションに分かれて活動しています。各セクションごとに様々な大会が開催されており,それにメンバーが参加して,たくさんのプライズ(賞)をとっています。また,その大会を通じて他の大学の人達と交流がもてるというのもひとつの魅力です。
 さらに九大E.S.S.の特徴は,2年前期で活動が一応終わることです。だから1年の後期に新しい部長が決まり,そのあとはOBのような立場で後輩の指導にあたることになります。しかし先輩の指導あってのプライズなので,活動はほとんどやっているも同然といえます。今は,セクションに分かれてはいますがメンバー全員でいっしょに活動しています。では,セクションの活動内容を紹介します。

  スピーチセクション
 今年スピセクには男2人,女2人の計4人が新規加入し,活発に活動を行っています。普段は1年生だけで活動していますが,大会シーズンになると,先輩に,指導してもらいます。10年度は,ドージャー杯スピーチコンテスト(西南大学)をはじめ,ジョイントスピーチコンテスト(北九州大学),大分近県招待英語弁論大会(別府大学短期大学部)などの大会に積極的に参加しました。その中でも大分の大会では,9年度に引き続き,見事ファーストプライズを受賞し,九大スピセクここにあり,というところを見せつけました。

  ディスカッションセクション
 ディスカッションセクションの活動は,実際に何組かのグループに分かれ,本番の大会に近い形で行われます。つまり,最初に,チェアーパーソンを各グループに割り当て,その人を中心にPDD(Policy Determining Discussion)を進めていくという形式です。もちろん,時間節約のため自己紹介は省き,プランプレゼンターも予め決めておきます。今は人数が少ないため,他セクにもディスカッションに参加してもらい,その改善を図っています。ディスの大会については,F.S.E.AのJOINTや,福岡市,北九州,山口といった近辺で開催される大会に参加しています。

  ディベートセクション
 ディベートは説明すると非常に難しく,実際にやってみなくてはわからないことばかり。おおざっぱにいえば,あるテーマ(主に時事問題)について,二人一組で肯定側(Affirmative)と否定側(Negative)に分かれ自分の立場,主張を論理的に立証していき,最後にJudgeの判断で勝敗を決めるというものです。決して「口喧嘩」ではありません。あくまでも第三者を説得するのが目的です。そして説得して勝つためには十分な証拠と,十分なプレパ(準備)が必要となります。このプレパがかなり大変ですが,そのぶんおもしろいといえます。あと,大会については年に6回ほど大きな大会が九州で行われ,優勝すれば全国大会に出場できたりもします。
文責:法学部4年 広瀬 春奈
(ひろせ はるな)