大学改革に哲学から提言
応募者の年齢制限を設けず,自由なテーマで広く新人の論文を募る読売論壇新人賞に,文学部の納富信留(のうとみ のぶる 哲学)助教授の「大学の再生と哲学の使命」が入選しました。第4回となる今回は国の内外から365編の応募があり,入選作5編の1つに納富助教授の論文が選ばれたものです。
論文は,ヤスパースやオルテガ・イ・ガセットらの大学論を座標軸に,九州大学の改革など現状を検証しながら大学と学問のあるべき姿を哲学の立場から考察し,将来に向けた提言をまとめるといった内容で,ほかの入選論文とともに「第4回読売論壇新人賞入選論文集'98」(読売新聞社)に掲載されています。