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概要

九大広報Vol.100

KYUDAI NEWS!271027151026272519271022「九大-理研連携推進協議会」および「九大-理研-福岡市連携協議会」を開催KYUDAINEWS!左から若山理事・副学長、理化学研究所の松本理事長、福岡市の中園副市長 平成27年7月17日(金)、理化学研究所(埼玉県和光市)にて、「九大‐理研連携推進協議会」および「九大‐理研‐福岡市連携協議会」を開催しました。 本学と理化学研究所は平成27年3月30日(月)に、両機関の包括的な連携・協力関係を推進するための基本協定を締結し、同時に本学、福岡市、理研による地方発イノベーションの創出に向けた連携協定を締結しました。本協議会はこれらの協定に基づく第1回目の会合で、本学からは若山理事・副学長(学術研究・産学官連携本部本部長)、産学連携センターの古川勝彦教授および学術研究推進支援機構の三和正人研究推進主幹が出席しました。 協議会では、本学と理化学研究所の連携による人材育成、人事交流の仕組みの構築や連携事業の推進および福岡市の「グローバル創業・雇用創出特区」を活用したイノベーションシステムの構築などに向けた活発な議論が行われ、幅広いテーマについて意見交換を行いました。 本学は今後も、理化学研究所や福岡市との連携を推進し、イノベーションの創出を図り、地域創成に貢献するとともにグローバルな研究拠点の形成を目指します。共進化社会システムイノベーション施設の開所式を挙行第10回伊藤賞(2014年度)の受賞者が決定KYUDAINEWS!内覧会の様子左から藤澤教授、久保総長、Huang氏、伊藤主幹教授、稲垣教授 平成27年6月22日(月)、伊都キャンパスにて、「共進化社会システムイノベーション施設」の開所式を挙行しました。 本学は平成25年に文部科学省「地域資源等を活用した産学連携による国際科学イノベーション拠点整備事業」に「多様性の持続的発展を支える共進化社会システムの実現」をテーマとして採択され、本学の最先端研究と福岡地域の国際化・高齢化に対応するアジアの拠点都市構想を融合し、多様なニーズに対し共進化(共生・進化)する社会システムの実現を目指しています。本施設では、共進化社会システム創成拠点のほか、最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)、マス・フォア・インダストリ研究所(一部)などが入居し、研究を進めています。 式典では、九大フィルハーモニー・オーケストラによる祝賀演奏が行われ、久保総長の挨拶に続き、3名のご来賓よりご挨拶いただきました。式典後、参加者は施設内に導入された研究設備を見学しました。 今後、施設に入居した各研究組織は、基礎研究から応用研究に至るまで学内外の関連組織と連携し、様々な研究開発を進めていきます。KYUDAINEWS! 2014年度の「伊藤賞」の受賞者にZhouji Huang氏(スイス連邦工科大学ローザンヌ校博士課程)が選ばれました。平成27年2月5日(木)、応用力学研究所の伊藤早苗主幹教授、藤澤彰英教授、稲垣滋教授の陪席のもと、伊都キャンパス椎木講堂の総長室にて久保総長より同賞が授与されました。 「伊藤賞」(Itoh Project Prize in Plasma Turbulence)は、伊藤主幹教授の名を冠した賞で、ヨーロッパ物理学会(プラズマ物理学)に設けられ、英国物理学会(IOP)出版の共催ならびに本学の後援を受けています。本賞は、プラズマ乱流の研究に関して優れた成果を発表した博士課程大学院生を表彰し、本学に招へいして講演や共同研究の機会を提供し、かつ広い視野を持つ場を与えるというもので、これまでの受賞者は世界各地で活躍しています。  第10回目の受賞者であるHuang氏は、レーザーによる新たなプラズマ乱流計測法を用い、プラズマを閉じ込める〝磁場の籠?の特性を変えたときの乱流の違いを観測し、世界的権威の研究者からなる国際選考委員会に非常に高く評価されました。  授与式後、Huang氏は、「博士号取得後も核融合プラズマの研究を続け、世界的な成果を挙げたい」と将来の抱負を述べました。KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2015.1037KYUSHU