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29Kyushu University Campus Magazine_2010.5KyudaiNEWS 平成22年3月24日(水)、箱崎キャンパス本部特別応接室で九州大学名誉博士の称号授与式が行われ、ロバート・ファン氏に名誉博士の称号が授与されました。 ファン氏は、若者がEntrepreneur-ship(アントレプレナーシップ:起業家精神)を持つことの重要性を強く認識され、本学学生の起業家精神と国際感覚の涵養を主たる目的として、2005年に本学に多額の寄附を行っていただきました。これにより、2005年度からシリコンバレーでの1週間にわたる授業を中核とする起業家精神涵養プログラム「九州大学/ロバート・ファン/アントレプレナーシップ/プログラム(QREP)」が開始され、これまで多くの学生がこのプログラムに参加しています。 また、本学では右記プログラムの成功を更に発展させるものとして、起業家精神、国際性、社会貢献意識の涵養と具体的方法を教育する新たなセンターへの発展を計画してお 平成22年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞」・「若手科学者賞」を、本学の教員が受賞し、表彰式が平成22年4月13日(火)に京王プラザホテルにて開催されました。 科学技術分野の文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発、理り、ファン氏からも継続して資金面や教育内容に関するご支援など多大なご協力を得ております。 このような本学の教育の充実・活性化や発展への顕著なご貢献に対して、今回、同氏に名誉博士の称号を授与することとなったものです。 授与式の挨拶でファン氏は「この学位を受けたことで、今後も懐かしの母校である九州大学のために、Entrepreneurshipを持つ九大生の育成を後押ししていきたい。」と述べられました。解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的として行われているものです。ロバート・ファン氏へ 名誉博士の称号を授与平成22年度 科学技術分野における文部科学大臣表彰科学技術賞研究部門若手科学者賞▪「磁場閉じ込めプラズマにおける回転流の発見と炉心改善の研究」居田 克巳 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 教授藤澤 彰英 九州大学・応用力学研究所 教授 ▪「高密度ヘリコン波プラズマの物理現象と工学的応用の研究」篠原 俊二郎 九州大学・大学院総合理工学研究院 准教授谷川 隆夫 学校法人東海大学・総合科学技術研究所 教授 Kostiantyn Pavlovych Shamrai Institute for Nuclear Research, National Academy of Sciences of Ukraine, Head of the Department ▪「風車に対するウィンドリスクの視覚的特定と力学的機構の研究」内田 孝紀 九州大学・応用力学研究所 助教▪「脊髄損傷をモデルとした神経再生の研究」岡田 誠司 九州大学・高等研究院 特別准教授▪「金属ナノ構造におけるスピン流制御とスピンデバイスの研究」木村 崇 九州大学・稲盛フロンティア研究センター 教授▪「細胞解析に向けた高機能核酸システムの研究」山東 信介 九州大学・稲盛フロンティア研究センター 教授▪「スフィンゴ脂質シグナリング生成経路のトポロジーの研究」谷 元洋 九州大学・高等研究院 特別准教授▪「植物の光情報受容体フィトクロムによる信号伝達機構の研究」松下 智直 九州大学・高等研究院 特別准教授▪「先端的流体計測技術の開発および低密度流体への応用の研究」森 英男 九州大学・大学院工学研究院 准教授

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