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2Kyushu University Campus Magazine_2010.9 九州大学は、グラミン銀行総裁で、2006年ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏に栄誉教授の称号を授与しました。 ユヌス氏は、世界的に注目を集めているソーシャル・ビジネスの提唱者であり、本学では、ソーシャル・ビジネスに関する調査・研究・教育・普及のための「グラミン・クリエイティブ・ラボ@九州大学(GCL@九大)」を2010年3月に設立。また、開発途上国に向けた技術・ノウハウ・製品開発を進める産学によるコンソーシアム「グラミン・テクノロジー・ラボ(GTL)」の設立も進んでいます。 7月17日(土)の授与式で有川総長から栄誉教授の称号を授与されたユヌス氏は「栄誉教授の称号をいただき、九州大学は私の人生においてますます重要な位置を占めるようになりました。今後は、私たちの協力関係をより強いものとし、高い次元にもっていきましょう」と挨拶されました。 また、今回、ユヌス氏は10日間にわたり、GCL@九大のコーディネートのもと、全国で数々のシンポジウム等に参加されましたが、7月16日(金)には、有川総長が吉田宏福岡市長、石原進JR九州会長、ユヌス氏と共に福岡をアジアのソーシャル・ビジネスの拠点とする「ソーシャル・ビジネス・ハブ・イン・アジア」の共同宣言を行い、九州大学が先導するアジアにおけるソーシャル・ビジネスは新たな一歩を踏み出しました(写真上)。 これからも九州大学は、アジアにおけるソーシャル・ビジネスの拠点として、環境や貧困など世界が抱える様々な社会問題の解決に向け前進します。 ムハマド・ユヌス氏に九州大学栄誉教授称号を授与九州大学が先導し、福岡がアジアにおけるソーシャル・ビジネスの拠点へ栄誉教授称号証を手にするユヌス氏と有川総長九州大学のソーシャル・ビジネスへの取り組みはGCL@九大Webサイト http://imaq.kyushu-u.ac.jp/~gcl/japanese/index.html から

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