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29Kyushu University Campus Magazine_2010.9 九州大学農学部附属演習林と篠栗町とが共同で整備を進めてきた「篠栗九大の森」が完成し、平成22年7月18日(日)、記念式典が開催されました。 「篠栗九大の森」は、福岡演習林の一部である17 の敷地内に2㎞の遊歩道を配置した、市民の方々が自然を体感できる森で、大学と地域が共同で整備や管理を行う演習林林地の開放は全国でも初の試みです。 式典では、薛孝夫福岡演習林長から、オープンに至るまでの経緯と主要な整備事業について報告があった後、 水田祥代理事・副学長が第15回日本女性科学者の会功労賞を受賞し、このたび授賞式が東京千代田区のアルカディア市ヶ谷にて執り行われました。 日本女性科学者の会は1958年に設立され、科学技術の分野において、女性と男性が共に個性と能力を発揮できる環境づくり、ネットワークづくりと社会貢献を目指し活動しています。 水田理事は小児外科の臨床・研究、特にライフワークとしての小児の輸液・代謝・栄養及び新生児の外科的疾患の臨床・研究が高く評価されていますが、平成16年に九州大学病院長に就任し、九州大学病院の運営管理の面において、多くの革新的な改革を進めました。 その後、平成20年10月に九州大学理事・副学長就任後は、財務・国際・男女共同参画担当理事として、大学運営の諸問題に対し、改革を進めています。今泉勝己理事・副学長、三浦正篠栗町長の挨拶並びに前総長で今回の事業に関わった梶山千里日本学生支援機構理事長等から来賓の挨拶がありました。大学と町役場の職員、地元の自治会関係者に加え、地域住民の方々等約200名が参加し、案内板の除幕では、「篠栗九大の森」に程近い和田幼稚園の園児たちが綱を引き、今回のオープンを盛大に祝いました。 式典終了後、「篠栗九大の森」は一般開放され、早速、地元のウォーキングサークルの方々が遊歩道を散策し、自然を体感していました。 また、現在は日本学術会議会員(第二部)、中央教育審議会委員(文科省)、医道審議会委員(厚労省)も務めており、これらの水田理事の活動が、広く女性研究者・女性医療人の地位向上のために貢献したとして、今回の受賞となりました。除幕の綱を引く園児たち授賞式での記念撮影(左から2人目が水田理事・副学長)遊歩道を散策するウォーキングサークルの方々Kyudai「篠栗九大の森」がオープン! 水田理事が日本女性科学者の会功労賞を受賞

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