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4Kyushu University Campus Magazine_2010.9 研究内容 この研究所の研究分野は、化学、物理、材料、機械、地球科学、海洋科学、生物模倣学など、多岐にわたります。 具体的には、高効率かつ低コストな水素製造、水素吸蔵材料、耐水素脆化材料、次世代燃料電池、物質変換、二酸化炭素の分離・回収及び地中・海洋貯留、さらに二酸化炭素の有用物質への変換などを、主要な研究課題として取り上げます。 そして、これらの課題に対して、学問領域を融合させた研究を展開することにより、カーボンニュートラル・エネルギー研究に関する基礎科学を創出します。 また、環境調和型で持続可能な社会の実現に向けた課題への科学的解決策を提示し、その課題解決に貢献します。 九州大学 「カーボンニュートラル・ エネルギー国際研究所」 構想について WPIの採択を受けて、平成22年12月にカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所が発足します。 本研究所は、次世代において環境に優しいエネルギーを持続的に供給するため、エネルギー全体として二酸化炭素の増加の無いカーボンニュートラル社会の実現を目標とします。 また、米国イリノイ大学と連携して、国内外の多くの科学者が異分野融合研究を展開できる環境を提供するとともに、所長となるペトロス・ソフロニス教授のリーダーシップにより、九州大学だけでなく、日本の大学の研究システムを変革するモデルとなることを目指します。●カーボンニュートラル・エネルギー研究に関する基礎科学の創出●環境調和型で持続可能な社会の実現に向けた課題への科学的解決策の提示●外国人所長による研究システムの改革九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所所長:ペトロス・ ソフロニス教授(現米国イリノイ大学教授)ペトロス・ソフロニス教授

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