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中村滋延教授が福岡市文化賞を受賞中野三敏名誉教授が文化功労者として顕彰されました11Kyushu University Campus Magazine_2010.11 本学大学院芸術工学研究院の中村滋延教授が、平成22年度福岡市文化賞を受賞し、平成22年11月2日、福岡サンパレスにて授賞式が開催されました。 福岡市文化賞は、芸術を中心に、福岡市の文化の向上発展に貢献し、特にその功績が顕著な個人、団体に対して贈られる賞で、昭和51年度から始まり、今年で35回目を迎えます。 中村教授は、これまでの幅広い作曲活動における活躍、音楽や映像を対象とした評論・研究などの文筆活動、アートイベント企画への取り組みが福岡市の音楽の向上・発展に貢献しているとして、今回の受賞となりました。 授賞式のスピーチにて中村教授は、「尊敬する先輩方が受賞してきたこの賞を受賞することができ、大変嬉しく思っております。50年前に福岡で九州芸術工科大学(現:芸術工学部)創立に尽力されてきた方々の期待に応えるべく、この地でしっかりと音楽活動を続けていきます」と述べました。|受賞のお知らせ| 中野三敏(なかの みつとし)本学名誉教授が、平成22年度の文化功労者に選ばれ、平成22年11月4日に東京都内のホテルで行われた顕彰式で、髙木義明文部科学大臣から顕彰状を受けられました。 中野名誉教授は、早稲田大学大学院文学研究科修士課程を修了後、短期大学の助教授等を経て、昭和47年4月から九州大学で教育研究を行ってこられました。 その間、日本近世文学の分野において、近世中期の文化・文学・人物研究に力を注がれるとともに、後進の育成にも努められ、本学を中心とする西日本地区から数多くの優れた人材を学界・教育界に送りだされました。 このたびは、江戸時代中期の文化・文学・人物研究において、これまで文化的谷間とされていた中期こそが、「雅」(伝統)と「俗」(新興)の文化が融合し、品格と人間的なあたたかみがバランスよく共存した江戸文化の成熟期であったことを明らかにするなどの数多くの優れた業績が評価されたものです。 このたびの顕彰にあたり、中野名誉教授から、次のようなコメントをいただきました。 「これまでは、近世(江戸)文化研究という分野は、こうしたところでカウントされることはほとんどあり得ませんでしたが、社会の認識が大きく変わってきたところへ、たまたま私のような者が居合わせたということかと思います。これまで培っていただいた先達のお陰以外の何物でもありません。」授賞式後の記念撮影 前列左から3番目が中村教授(文化功労者は、文化の向上発達に関し特に功績顕著な方々について、文部科学大臣が顕彰を行うものです。)顕彰式で奥様と

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