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15Kyushu University Campus Magazine_2010.11 九州大学は、百年の伝統を基盤とし、世界第一級の教育・研究活動を展開し、アジアに開かれた知の世界的拠点大学として多くの学生を引き寄せ、また、西日本を代表する基幹総合大学として、これからの百年を見通した大学の様々な活動を展開しています。「総合研究の拠点」となる伊都キャンパスへの統合移転を早期に実現するため、必要な事業を着実に推進することが求められています。 伊都キャンパスへ六本松地区が移転し、2009(平成21)年4月からセンターゾーンにおいて全学教育が開講しました。新キャンパス統合移転事業は第Ⅱ期の施設整備を完了し、用地再取得もおおきく進みました。今後は、第Ⅲステージ整備が始まり、理学系の移転を進めることになります。 九大学研都市駅周辺やキャンパス周辺のサポートゾーン等も着々と整備されており、学生の居住環境や、電車、バス等の交通インフラも充実しつつあります。2010(平成22)年1月には糸島市が誕生し、九州大学学術研究都市の整備、充実に向けて、新たな一歩を進めることになりました。 農学系地区は、伊都キャンパスのウエスト・ゾーンにおける重要な大学の顔として位置付けられています。農場ゾーン、生物多様性保全ゾーン、保全緑地、グリーンコリドーなど、研究教育棟を取り囲むキャンパスの豊かな環境の佇まいを育みつつ、ウエスト・ゾーンの他地区と緊密に連携することにより、多くの成果を生み出すことのできる環境の形成を目指しています。 天然資源量に乏しい我が国が、今日の繁栄や国際的地位を築くことができた原動力は、優れた人材と科学技術・学術の力によるところが大きかったと言われています。持続可能な社会を支える知的インフラとしての大学の機能は、今後ますます重要になるものと思われます。九州大学の総合研究の拠点である伊都キャンパスにおいて、様々な事業が早期に完了できるよう、各方面のご理解とご支援をお願いする次第です。理事・副学長伊都新キャンパス農学系地区基本設計2010年6月8日の将来計画委員会において、農学系地区基本設計が了承されました。新キャンパス計画専門委員会委員長 今泉 勝己これからの百年へ進む学術研究都市づくり農学系地区の環境形成キャンパスの早期整備に向けて農学系地区イメージ/南側

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