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23Kyushu University Campus Magazine_2010.11だより平成22年度 九州大学医学部同窓会総会新旧役員、美風の継承を誓う ー文学部同窓会 平成 年度総会ー 8月28日(土)、文学部同窓会の平成22年度総会が開催されました。記録的な酷暑のなか、それでも約50名の同窓生が福岡市博物館に集い、和やかな雰囲気のなかで開会しました。まず、木下謙治会長から退任の挨拶があり、ご尽力いただいた2期8年間を回顧する感銘深いお話に、出席者一同耳を傾けました。続いて各役員の改選が行われ、船津正明前会計監事が会長に選出されました。就任にあたって、当会の佳き伝統を継承し、さらなる発展に尽くされたいとの固い決意を述べられました。 総会終了後、同窓会奨学会による奨学金の授与式に移りました。今年は哲学の山口誠氏(人文科学府博士後期課程3年)と東洋史学の藤野月子氏(人文科学研究院専門研究員)、おふたりの俊秀に奨学金が授与されました。山口氏の「言語 平成22年6月19日(土)、九州大学医学部百年講堂にて九州大学医学部同窓会が開催されました。今回は、一般社団法人化後初の総会になります。総会は、同窓会員と会員関係者多数が出席し、盛況裡に閉会しました。 平成22年度医学部同窓会顕彰(学士鍋賞)は、「三たびの海峡」(第14回吉川英治文学新人賞)「閉鎖病棟」(第8回山本周五郎賞)など受賞作品多数の作家・帚木蓬生(森山成 氏 昭53卒)に贈呈されました。 恒例の新任教授による講演は、分子生と現実」と題する発表も、藤野氏による発表「中国古代・中世における和蕃公主の降嫁についての研究」もたいへん興味深い優れた論考でした。授与式のあと、博物館で開催中の「世界遺産アンコールワット展」鑑賞会に先立ち、学芸員の杉山未菜子氏に解説していただくと、遺跡群の織り成す神秘的世界への興味がいやがうえにもかき立てられました。 夕刻より会場をTNC会館内のレストラン「ラ・マニーナ」に移し、懇親会が賑やかに始まりました。新・旧会長をはじめ多くの方々のスピーチや懐旧談、近況報告を交えながら、美味しいイタリア料理に舌鼓を打ちつつ、大いに歓談し旧交を温める夕べのひと時となりました。 (文学部同窓会副会長 髙木信宏)理学分野 大木研一教授(東大 平8卒)による「脳細胞の活動を見る」と題した講演が行われました。 今年度は、寄附講座 外科分子治療学講座鴻江俊治教授(昭56卒)「外科分子治療学講座がめざすもの」、同 周産期・小児医療学講座大賀正一教授(山口大 昭59卒)「周産期・小児医療学~地域と大学の連携をめざして~」と、短時間でしたが、有意義な講演も行われました。 特別講演は医学部同窓会顕彰を受けられた作家帚木蓬生氏による「中尾弘之教授の文章教室」と題する講演が行われ、精神科の恩師である中尾元教授の思い出話等披露されました。 約1時間の講演中、場内は時には聴き入り、時には笑い声が上がり、楽しいひとときでした。挨拶に立つ木下会長和やかな懇親会の様子

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